食の安全科学技術演習開講および実施報告

神戸大学大学院農学研究科

食の安全・安心科学センター

Research Center for Food Safety and Security,
Graduate School of Agricultural Science,
Kobe University

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食の安全科学技術演習開講および実施報告

平成30年9月3日(月)~9月13日(木)
於:農林水産消費安全技術センター(FAMIC)神戸センター

本年度も本学農学部の3回生以上を対象とした「食の安全科学技術演習」が9月3日(月)~9月13日(木)の2週間(月~金の9日間)、神戸市ポートアイランドに所在する農林水産消費安全技術センター(FAMIC)神戸センターで行われ、環境生物学コース1名、応用動物学コース3名、応用植物学コース1名、応用生命化学コース2名の学生が履修しました。

第1日目午前中のオリエンテーションの後、延べ9日間の演習を行いました。

本演習を終えて、履修した学生さんの後輩へのメッセージは以下の通りです。

○今回の演習で、自コースの実験で扱ったことのない液クロ、ガスクロなどの機器を、実際に扱ったり原理を詳しく教えてもらうことができました。
演習中も、少人数ということもあり質問が常にしやすい雰囲気でした。
演習内容は誰にでもわかりやすいように詳しく教えてもらえるので、少しでも興味がある人なら受けていいと思います。ただ、単位のためだけに履修しようと考えている人は履修を控えた方がいいです。単位目当てで取っていると態度に出ていて、FAMICの方が気分を害された経験があったようです。
また、公務員を目指している方や考えている方も、就職について色々質問できるので履修をおすすめします。

○演習では、大学の研究室にはないような機器を使用して分析ができるのでよい経験ができ、また講師の方とお話ししたり実験室の雰囲気を実際に見て、FAMICでの業務のイメージがわくので、就職先として考える際の参考になる。私は4回生で参加したが、私の研究室では扱っていない物質の抽出法なども知ることができてよかった。若手の方との交流では、FAMICに入ってよかったことや国家公務員としての実情を聞けるのでとても参考になった。座学だけでは知ることができなかったであろう就職先としてのFAMICを体験できるので、演習を履修することは大変有意義であると思う。

○大学にはないような機器もあり、それらを実際に使った分析をするので、とても良い経験になると思います。初めて行う操作も多いですが、講師の方が優しく教えてくださいますし、分からないことがあればその場で質問することができてその質問に丁寧に答えてくださるので、きちんと理解しながら分析を行うことができます。また、職員の方がセンターのことや仕事の内容についてのお話をしてくださり、就職について考えるきっかけにもなると思います。大学での研究などにも役立つと思うので、少しでも興味があればぜひ履修してほしいです。

○夏休みの2週間授業があるということで、この授業をとるか迷っていました。しかし、以前から食品分析や食品の安全について興味があったため、受講することにしました。今まで大学の講義で座学として勉強していたことを実際に行えたとても貴重な経験となりました。原理の理解が曖昧だった機械について一から詳しく教えていただいたり、疑問があるととても丁寧に納得がいくまで教えていただきました。学生実験で学んだことが生かせることもあり、また学生実験で分からなかった疑問を解消することができたり、とても充実した日々を過ごしました。履修して得することばかりであり、少しでも履修しようと思っている人は履修することを薦めます。

○1クォーターでの食の安全実習検査学での内容が、今回の夏休みでの安全科学技術演習での内容の説明となるので、原理や検査方法をよく理解することが必要だと思います。

○食品や分析機器を使った演習に興味がある方は履修をおすすめする。

○大学にはない分析機器がたくさん扱える貴重な体験であることはもちろんですが、FAMICの職員の方と少人数でお話しできるため、実際に働いている人にその現場で話が聞ける滅多にないチャンスだと思います。今までFAMICという言葉を聞いたことがなかったのですが、今回の演習を受けFAMICを就職希望先の1つとして考えようと思うほど、この演習は有意義であったと感じ、またそこで働く人の声を生で聞けるため本当に演習を受けて良かったと思います。また演習では時間に余裕があり、各分析機器や分析方法を専門の方がわかりやすく説明してくださったため、疑問点がすぐに質問でき、解決できたため勉強になりました。分析に関することだけでなく、ピペットの操作方法やコンタミネーションの危険ポイントなど、普段の実験にも役立つ知識や情報を享受できたため、今後の実験に生かしていくことができると思います。
少なくとも私は、今演習を履修して本当に良かったと感じています。


 わずか9日間の短期ではありましたが、履修生にとって大変充実した演習となりました。来年度以降も引き続き本演習は継続する予定です。
 本演習の企画・実施にあたりご尽力いただいたFAMIC神戸センターの職員の皆様に心より感謝いたします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。