>写真館その17
(2008年度)

前川初主論文の掲載を記念して塾長より額入り論文がプレゼントされました。

前川君初論文の表紙


塾長インドネシア出張その1:5月11日より17日まで神戸大学医学部の感染症海外拠点であるインドネシア・スラバヤ市に塾長が出張しました。スラバヤ空港着陸直前の窓から海岸線一面水田が見えました。




塾長インドネシア出張その2:スラバヤ市内のアイルランガ大学にある熱帯疾病センター(ITD)を久しぶり訪問しました。






塾長インドネシア出張その3:今回の出張には医学部感染制御学分野の白川先生、柳先生が同行しました。この出張では2月に短期研修された Dr.Garry Cores de VriesをはじめITDの研究員の皆さんにはたいへんお世話になりました。



塾長インドネシア出張その4:ITDで主に細菌系下痢症を扱うラボ。まだまだ設備が十分とは言えない状況でした






塾長インドネシア出張その5:スラバヤ市最大の総合病院ストモ病院に新しくできた疾病診断センターも訪問しました。






塾長インドネシア出張その6:この5月に始動したばかりですので、検査室内はまだ雑然とした状態でした。






塾長インドネシア出張その7:このセンターは高病原性鳥インフルエンザが疑われる検体の受理も想定しており、いわゆるP3レベルの仕様となっておりました。写真は外部検体を試験室に移送する特別の「受け入れ口」。



塾長インドネシア出張その8:ストモ病院の消化器内科部長のSudarmo教授らと面会し、病院で受け入れる下痢症患者からのコレラ菌およびチフス菌の分離、保存およびITDへの菌株分与の協力を御願いしました。細菌学の生命線である「菌株の入手ルート」を確保しました。


塾長インドネシア出張その9:市内移動中にたまたまスラバヤ市を訪問していたインドネシア大統領スシロ・バンバン・ユドヨノ氏を載せた車と遭遇しました。





塾長インドネシア出張その10:各所視察、会議を終えて、本出張のもう一つの目的である、食品および河川水からのコレラ菌の分離を開始しました。スラバヤ市内は外国人だけだと結構アブナイそうなので・・・サンプル採取にはアイルランガ大の獣医学部の職員のヤシムさんが「水先案内人」として活躍してくれました。

塾長インドネシア出張その11:下町のマーケット。動物や魚、果物、野菜からの匂いが混ざり、また床は血や油でギトギトでした。






塾長インドネシア出張その12:魚屋さんです。








塾長インドネシア出張その13:この魚屋さんからエビや貝を購入しました。







塾長インドネシア出張その14:市内を走る河川水を採取しました。







塾長インドネシア出張その15:神戸の「イズミヤ」で購入した灰皿がサンプル採集容器として大活躍しました。






塾長インドネシア出張その16:ITDに戻り採取した検体をアルカリペプトン水で増菌培養しました。






塾長インドネシア出張その17:翌日、検体の培養液を黒髭塾考案の新規コレラ菌分離培養用選択平板培地に画線塗抹し培養しました。





塾長インドネシア出張その18:その翌日に平板培地状に形成されたコロニーです。コレラっぽい外観でした。






塾長インドネシア出張その19:ITDの下痢症研究室の職員のアユーさんに手伝ってもらってコレラと思しき菌の血清型別試験を行ってもらいました。








塾長インドネシア出張その20:その結果「小川型」であることが分りました。やっぱり普通にコレラがいるんですね。インドネシアは。








塾長インドネシア出張その21:出張でお世話になったITDの職員並びに神大から肝炎ウイルス、鳥インフルエンザの研究のため長期赴任されている内海先生、篠山先生とささやかな夕食会を開かせて頂きました。皆様大変お世話になりました。今後ともどうぞよろしく御願いします。




腸内細菌学会参加その1)6月12日、13日に開催されたビフィズス菌センター主催の第12回腸内細菌学会に黒髭塾から塾長、前川、梅川が参加しました。



腸内細菌学会参加その2)今回は東京大学の弥生講堂で開催されました。





腸内細菌学会参加その3)会場内は400名近くの参加者で大盛況でした。





腸内細菌学会参加その4)この学界の一般演題セッションで前川君が研究発表しました。演題名は「Bifidobacterium longumの線毛に関与すると推測される遺伝子領域における制限酵素断片長多型解析」です。



腸内細菌学会参加その5)プロバイオティクス細菌の科学領域では権威のある学会でしたので、緊張しましたが、なんとか質疑応答することができました。(米国人研究者のとりとめのない質問は難儀でしたが・・・)。



腸内細菌学会参加その6)「面白い研究しているね〜!これからも頑張ってやってください!」、何と本学会の創立者の光岡知足先生から有り難い励ましのお言葉を頂きました。調子にのって記念撮影もさせて頂きました。前川、梅川の塾生両名にとっては「歴史的な出会い」となったはずです。

腸内細菌学会参加その7)懇親会終了後の帰りすがり東大の赤門前で糖鎖機能化学教室のM2の田上君と一緒に記念撮影しましたが、暗すぎて赤門はよく写っておりませんでした。残念!








腸内細菌学会参加その8)二次会は東京駅の地下街の居酒屋で、国立医薬品食品衛生研究所の五十君(いぎみ)先生と、日本獣医生命科学大学の藤澤先生、そして神大農学研究科から「連合参加」してくれた糖鎖機能化学教室の水野先生、西谷先生(黒髭塾ドクター卒塾生)と楽しく歓談させて頂きました。皆さん本当にありがとうございました。そしてご苦労様でした。



塾長尾道出張その1(H20.9.3~4): タンナーゼ産生乳酸菌を使った新規プロバイオティクス開発で共同研究している尾道市の丸善製薬本社に研究の経過報告および打ち合わせのため出張しました。



塾長尾道出張その2(H20.9.3~4): 丸善製薬本社では井元代表取締社長、小川研究本部長をはじめ社員の皆様から歓待頂きました。井元社長は「技術畑」出身でしたので、なかなか鋭いご質問を頂きました。


塾長尾道出張その3(H20.9.3~4): 丸善製薬の新尾道工場を見学させていただきました。余越工場長から甘草等の薬草からの有用成分抽出、精製の行程につき懇切丁寧なご説明を頂きました。さすが、この業界では日本でNo.1を誇る会社の立派な工場でした。

塾長尾道出張その4(H20.9.3~4): 丸善製薬の総合研究所で研究経過報告をさせて頂いたあと、神戸へ帰る直前に研究所の桑原さん、林さんに案内されて、尾道を一望できる場所に連れていって頂きました。尾道は四国まで通じる「しまなみ海道」の入り口です。沢山の島が連なっています。





塾長尾道出張その5(H20.9.3~4): その俯瞰は壮快の一言でした。町並みと坂の風景がとてもレトロな尾道。過去に多くの映画の場面として使われています。正面の向島(むかいじま)のドックは3年位まえに「俺たちの大和」の撮影現場だったそうで、「大和」が浮かんでいたそうです。丸善製薬の皆様、たいへんお世話になりました。新規プロバイオティクスの完成に向けこれからもどうぞよろしく御願いします。(上の画像をクリックすると大きな画像でご覧頂けます)