サルジニ島からの帰途でフライトの乗り継ぎの関係でどうしてもアムステルダムで一泊しなければなりませんでした。 | 夕方アムステルダム入りし駅前の「Prins Hendrik」というちょっと使い古されたようなホテルにチェックイン | 吉田先生が「大澤先生!、すごいですよ、このホテル」と感嘆。何とこのホテルはあのジャズトランペットのリジェンドであるChet Bakerが常宿としていたホテルだったのです。そして1988年5月13日、彼はこのホテルの3階の窓から転落して死亡したそうです。事故か自殺なのかは未だわからいままだそうです。 | |
夕食を外で、というこことで街に出ました。アムステルダムはやはり運河と自転車の街です。 | もう午後8時を過ぎているのにこの明るさです。短い夏を楽しむ女性カップルを点影とした1枚の写真を撮りました。けっこう良い感じに撮れました。 <写真を拡大> | 食前に塾長はもちろんベルギービール。あの「世界一魔性を秘めたビール」と称される辛口のDuvel(悪魔)です。吉田先生はハウスワイン。今後の研究の進め方についていつまでも暮れようとしないオランダの空の下で語らいました。 | |
翌朝、昼までに空港チェックインすれば良いとのことで、この時間をつかって小走り気味に宿の近くにある博物館を見学しました。 | それは世界初となる微生物の博物館「Micropia」です。(詳細は、こちらへ )。吉田先生も塾長も微生物が研究対象ですので、とにかく立ち寄ってみたかった憧れの博物館です。塾長が指差しているのはこの博物館のロゴ看板です。ヒトの体は30兆個、ヒトの体に棲む細菌数は約40兆個ということでこんなロゴになったかと思いますが、大半の細菌は消化管内に棲息しています。 | 館内の展示はとにかく凄かったです。比較的大きな藻類の生態から、 | |
その微細構造まで | 微生物だけでなく、塾長が学部学生向けの英語講義の題材にしている「葉切蟻」の展示もありました。 | 葉切蟻はその名のごとく木の葉を切り取って地中の巣に運び、それでアリタケなどのキノコを栽培して食べる習性のアリです。太古の昔、人間がこのアリ達の業にヒントを得て農業をはじめたのではないかという説もあるみたいです。 | |
微生物ばヒトに病気をもたらす場合もありますが、逆に彼らのおかげで我々が恩恵を受けてる場合もたくさんあるのです。 | ここはオランダ。もちろん微生物の働きを利用したチーズの展示も圧巻でした。 | そして我々自身の体の中に住み着く微生物を紹介する展示も素晴らしかった。 | |
これはレプリカなのか本物なのか? とにかくヒトの腸管と展示もありました。腸内細菌とヒトの健康の親密な関係が丁寧に解説されていました。 | これは運動性のある細菌を形どったガラス細工。素敵な美術展示のように見えました。 | 塾長の近年はまっている生き物、「クマムシ」の巨大レプリカと一緒に記念写真を撮りました。日本にもこんな博物館があったらと思いながら帰国の途につきました。 |
|