概要

この研究室ってどんなところ?

「藤田研究グループ 流域防災工学研究室」は、神戸大学大学院工学研究科市民工学専攻(人間安全工学講座)にあり、河川に関する様々なテーマに取り組んでいます。主なキーワードは、「河川画像解析」と「気液界面現象」です。特に、水面で発生するあらゆる現象の解明に挑んでいます。実験室レベル、河道区間レベル、流域レベルの各空間スケールの現象に対する研究をバランスさせながら進めています。 研究方針は、「実験開水路や実河川の流れ現象を詳しく観察する」、「解析結果は自分で実験や観測をして確かめる」、「アンテナを拡げ、好奇心を持っていろんなことに自主的にチャレンジする」です。

河川の流れは非常に多様な境界条件のもとで発生する現象であり、現在利用可能な、どのような優れたシミュレーションモデルでも河川の流れ場を完全に再現することは不可能です。つまり、シミュレーションでわかることには自ずと限界があるわけです。例えば、洪水流の水面変動の様子を忠実に再現した研究はまだ世の中にはありません。この点、境界条件が明確で人工的な流れ場を扱う機械工学的な流体工学とはかなり違います。したがって、自分の目で実際の現象を注意深く観察することが非常に重要になってきます。

藤田研では、以上のような観点から、実際の現象を測ったり観察することを最重要視しています。そこには未知の解明されていない現象があるかもしれないからです。確かに、実験をしたり現地観測をすることは、単にコンピュータで計算を回すことと比べると手間や時間がかかりますが、それだけやりがいのあるものだと信じています。学生の指導においては、自主性を持って勉学や研究に励むように仕向けているつもりです。全体ゼミは、毎週持ち回りでやりますが、その間にサボっていると発表する内容が貧弱となるのですぐわかります。緊張感を持って、研究に臨むことが大切となります。良い研究成果は、国内外の学会で発表してもらいます。

平成28年度は、米国セントルイスでの国際会議(Riverflow2016)で修士の学生が発表(英語で)をする予定です。自分をどこまでレベルアップできるかにチャレンジしたい優秀な学生(少なくとも私の講義の単位を取っている学生)、私の右腕となって活躍してくれる学生を期待します。

研究詳細

具体的な内容はこちら

NEWS

◆2016年3月31日

藤田一郎教授が第18回 神戸大学長定例記者会見(2016年3月31日)で,「河川流画像計測ソフトウェアKU-STIV (Kobe University Space-Time Image Velocimetry) の開発とドローン利用への新展開」で発表されました.動画が公開されており資料も閲覧できます.

◆2016年3月14日-16日

東北工業大学で開催される水工学講演会で,合計5編の論文を発表します.

・吉村英人・守口良平・藤田一郎:Large Eddy Simulationによる開水路直角合流部流れの三次元解析

・谷昂二郎・藤田一郎・能登谷祐一:浅水状態の桟粗度乱流場における水面変動のパターン変化に関する画像計測による検討

・能登谷祐一・藤田一郎・建口沙彩:ナビゲーションモードに対応した空中撮影動画のブレ補正と洪水流計測への適用

・和泉征良・藤田一郎・谷昂二郎・岡田将治・橘田隆史:洪水時のADCPデータに基づく更正係数の分布特性と流量推定の高度化に関する研究

・藤田一郎・小林健一郎・奧山貴也・熊野元気:ゲリラ豪雨に対する都賀川の流出モデル開発と河川監視カメラを活用した水位流量ハイドロの検証

◆2016年2月22日-3月17日

SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力)のガーナプロジェクトに基づいてガーナから3名のJICA研修生を受け入れています.彼らの大きな目的は藤田研で開発したKU-STIVに習熟し,帰国後,ガーナで河川の画像計測を行うこととなっています.研究室の学生との交流も活発に行っているところです.

◆2015年3月10日

早稲田大学で開催される水工学講演会の河川災害シンポジウムで、丹波豪雨災害について発表を行います。タイトルは、「平成26年8月における兵庫県内の河川災害調査報告」です。武庫川で発生したパラペット護岸の倒壊事故と丹波市の河川災害の調査結果について報告します。

◆2015年2月

藤田研の学生が、平成27年度HPCIシステム利用研究課題募集における「京」若手人材育成利用枠に選ばれました。課題名は、社会人Drの吉村英人君(みずほ情報総研)が申請していた、「実河川を対象とした流況予測シミュレーション」です。河川工学分野で、京コンピュータを使うのはおそらくわが国で初めてのことです。100億グリッド規模の解析で、実河川レベルの洪水流の解明に挑戦します。

◆2014年3月

藤田研が協力して作成したジオラマ模型を使った出前授業の様子が、 YouTube にアップされました。タイトルは、「ながす・ためる・そなえる」みんなで進める「総合治水」です。この模型は、2013年度の市民工学科の3年生授業「創造思考ゼミナール2」に参加した3年生と藤田研の大学院生が協力して作成したもので,これ以降も多くの出前授業などで活用されています.

          

KU-STIV

◆2014年4月

藤田研の開発した河川表面流の画像解析ソフトウェア「KU-STIV」がリリースされました。 現在、多くの河川に関するコンサルタントで使われ始めています。

  •  ( KU-STIVカタログ 、   流速画像解析リリース  )

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