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研究テーマ
T. インターネットアプリケーション
T-1. リアルタイム情報検索エンジンの研究開発


情 報の鮮度(生成された時間)に着目した検索が注目を集めています。例えば、風説の流布や企業・個人の誹謗中傷、商品等の口コミ情報、それに伴うマーケット 動向の調査、CRM構築等です。これらの情報は生成された時間が重要な意味を有し、更にその内容を吟味する必要があります。本研究では、着目している内容 の情報が生成されたこと自体をすばやく検知し、ウェッブ・オントロジーを応用することにより、その内容を評価し、分析する、動的な情報検索エンジンの開発 を行っています。また,検索だけでなく,それを利用する様々なアプリケーションの開発を行っています.



T-2. 疑似人格会話システムの研究開発


コ ンピュータを会話することは非常に困難であると考えられてきました.しかしながら,特定の用途に限ることによって,ある程度会話内容に制限を加えることに よって,より人間に近い会話が実現できる可能性があります.本研究では,コンピュータ,正確にはクラウド化されたネットワーク資源に対して,特定の人格を 与え(モデル化し),その人格に基づいて,ネットワーク上から知識を吸収し,対話することを目的とした,疑似人格対話システムの研究と開発を行っていま す.本研究は,ネットワーク上の電子秘書,およびwebコンシェルジェ,さらに検索範囲を特化した対話型検索システムへの応用が期待できます.

 U. モバイルアプリケーション
U-1. QRコードによるwebコントロールシステムの開発


QR コードはバーコードと同じく,情報を特殊な画像に変換し,読み取ることができるシステムです.このQRコードを媒介にして,webを動的にコントロールす るシステムを開発しています.現在,QRコードにURLを埋め込み,そのwebにアクセスする仕組みが一般的ですが,我々はURLだけでなく,様々な情報 を組み込むことによって,さらにQRコードだけでなく,その周辺情報(携帯電話固有の情報,GPS情報等)を利用して,webの高度な利用方法を研究開発 してます.その一つとして,認証システムを産学協同で開発しています.


U-2. 文書処理システムの研究開発


デ ジタルの時代とはいえ,過去の膨大なアナログの資産を引き継ぐ必要があり,デジタル技術への変換が望まれています.過去の紙に書かれた文書を電子化する必 要があるのです.我々は,文書の電子化,つまりOCRを含めて,テキスト化に関わる様々な問題とその解決法について研究開発を行っています.特に,携帯電 話での利用を考慮したテキストの電子化,さらにFAXとのシームレスな利用方法の提案とその研究開発を行っています.その一つはiモードFAXと呼ばれる 技術であり,NTTdocomoとの産学共同開発となっています.

 V. マルウェア解析技術
V-1. コンピュータウイルス解析支援システムの研究


ネッ トワーク社会にとって,マルウェアは大きな脅威となっています.特にコンピュータウイルスを検出,駆除することは非常に大きな課題であり,その必要性が大 きく認識されています.検出,駆除するためには,そしてその被害を最小に止めるためにはコンピュータウイルスを解析することが必須となっています.本研究 では,コンピュータウイルスを自動的に解析する方法を提案し,その方法を用いた解析システムを開発しています.本研究開発テーマは,国家プロジェクトとし て,NiCT(情報通信研究機構)等と共同研究を行っています.


V-2. ネットワーク仮想化に関する研究開発


大 規模かつ複雑なネットワークを,検査あるいはシミュレートするためにモデル化し,環境を仮想的に構築することが行われます.その仮想化された環境上で,目 的とするサービスの稼働能力の調査やセキュリティ検査等が行われます.本研究では,LAMP環境による大規模ネットワークの構築方法とそのシミュレーショ ン能力について研究開発を行っています.特に,最近の不正アクセスやSQLインジェクション等による脆弱性の発見を目的としたネットワーク仮想化環境の研 究開発を行っています.本研究で得られたネットワーク仮想化環境は,セキュリティだけでなく,各種サービスの稼働性やパフォーマンス,ネットワーク構築方 法の教育等に応用が可能です.

 W. 不正アクセス対策に関する研究開発
W-1. Web改ざん検知システムの研究開発


ホー ムページをはじめとするwebは,最近ではすべての情報システムのプラットホームであり,またインターフェースともなっている.Webを不正に改ざんされ ることにより,単に誤った情報を伝えるだけでなく,データベースの改ざんやマルウェアの配布,コンピュータウイルスの感染等を引き起こし,そのwebの所 有者,あるいはサービス業者だけでなく,利用者も多大の損害を被ることになる.本研究開発では,webの不正な改ざんを検出する方法を扱う.本研究は,KDDI等の企業との産学共同研究として行っている.


W-2. 被害予測システムの研究開発


不 正アクセスを防ぐために,ファイヤーウオールやIDS(侵入検知装置),あるいはIPS(侵入防御装置)が一般的に用いられています.しかしながらIDS 等は基本的にシグネチャ方式であり,現在の状態が未来に起こる状態について必ずしも予測できるわけではなく,被害を未然に防止することは困難である.本研 究では,不正アクセスにイベント依存モデルを導入し,被害(不正アクセスの状態)を確率的に評価し,未然に防ぐことを目的に,開発を進めている.

X. 無線LAN暗号化システムの解読

2008 年10月,我々は標準的な無線LAN暗号規格であるWEPを一瞬にして解読する方法を世界で初めて開発しました.WEPは今だ利用されており.暗号として の効果はなくなったわけです.現在,その後継である,WPAやWPA2について,その安全性について研究を行っています.合わせて,安全な無線LANの利 用方法について研究開発を進めています.また,我々ば無線LANだけでなく,各種暗号についての安全性評価について,日々,研究開発を行っています.

 
 Y. デジタル符号化に関する研究


デ ジタルの技術的な本質は離散化であり,その符号化に基づいています.我々は,情報の符号化について研究開発を進めており,各種マルチメディアデータの圧縮 や伝送を目的として,その符号化技術の開発を進めています.特に,伝送や蓄積における雑音,劣化に対応するための誤り訂正符号の開発を行っています.なか でも,代数的に興味深い分野である,最良符号の構成に取り組み,世界的に高い評価を得ています.



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〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1
神戸大学 大学院 工学研究科 電気電子工学専攻 / 工学部 電気電子工学科
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