日本語 / English

先端膜工学研究拠点棟の竣工式が開催されました


先端膜工学研究拠点棟の竣工式が5月27日に開催されました。式典には山下恭範・文部科学省大臣官房部文教施設企画部計画課企画官、金澤和夫・兵庫県副知事、鳥居聡・神戸市副市長らをはじめ約150名が出席し、拠点の竣工を祝いました。

式典では、松山センター長が拠点の概要や研究内容について説明しました。以下概略です。

「近年、人口増加や経済発展に伴い世界各地で水不足が深刻化している。20世紀は石油の時代であったが、21世紀は水の時代と言われる。また、CO2排出増加による地球温暖化が世界的な環境問題となっている。これらの地球規模の環境問題に対して、膜技術は水の浄化や再利用、あるいは海水淡水化など水問題を解決し得る根幹技術として注目が集まっている。また、CO2削減においても、膜は少ないエネルギーでCO2を分離回収することが可能な方法として、大きく期待されている。当センターは日本で唯一の総合的な膜研究拠点として、水とCO2という2つの課題に対し膜工学を基盤とした先端技術の開発を目指すとともに、有機薄膜や塗布膜、バイオプロセスなどの分野でも、膜を利用した新材料や新技術の研究開発を行っている。

本研究拠点施設では、先端膜工学センターをはじめとして、さらに建築学系、市民工学系、電気電子工学系、機械工学系および応用化学系の「先端膜工学」に関する研究を一か所に集約した。こうした膜をキーワードとした多角的研究の相乗効果により、日本に類を見ない「先端膜工学」に関する世界的研究拠点を形成し、神戸の地において、世界先導型の研究と教育を推進する。」

先端膜工学研究拠点について




  • ● 完成までの経緯

  • 先端膜工学センターは2007年4月に神戸大学工学研究科内にて設立されました。我が国初そして唯一の総合的膜工学拠点として、水の浄化をはじめ幅広い用途に使用する膜技術の研究・開発や産官学による協力体制の確立など活発な活動を展開してきました。その成果が国内外から高く評価され、先端膜工学研究拠点として約2年前に着工し、今回の完成に至りました。

  • ● 施設の概要

  • 先端膜工学研究拠点は地上6階建て、延べ床面積は6120平方メートルです。膜をモチーフにした外壁のオブジェが特徴です。工学研究科先端膜工学センターのほか、建築学系、市民工学系、電気電子工学系、機械工学系、応用化学系、イノベーションサポートセンターなど多様な研究グループが入り、学科や部局を横断して膜に関する様々な研究を行います。

先端膜工学研究拠点紹介 PDF