神戸市看護大学

2011年度 免疫学 (1年次後期必修、火曜5限、15回) 担当;駒井 浩一郎 (神戸大学大学院保健学研究科・医学部保健学科 准教授)

 

 「免疫」は疫(えやみ、病気)を免れると書きます。太古の時代、生命誕生の瞬間から生命の歴史は自己存続のためのミクロな外敵からの防衛の歴史でもありました。私達人間は突然この星に降り立ったわけではありません。長い悠久の時の流れの中で、少しずつ変化を積み重ねてきた多種多様な生物の末裔であり、今後生まれてくる生命の先祖なのです。免疫学は小児、成人、老人看護のどの分野でも重要な必須基礎知識ですが、これまではともすれば突然押し寄せる専門用語の難解さや系の複雑さに圧倒されてしまいがちでした。しかし、生命が進化過程で獲得してきたシステムを原生動物の単純な系からたどって見ていくことで、最終的に人における生体防御システムの成り立ちや働き、未解明な分野が理解できると思います。2010年度講義予定は右の通りですが、改訂を続けていきますので要望(駒井宛)などがありましたらお寄せ下さい。編入生の方もきっとまた新たな発見があると思いますので部分的にでも結構なので聴講は歓迎します。

2010年度講義は学生による授業評価アンケートの総合評価で5点満点4.0点でした。

2009年度講義は学生による授業評価アンケートの総合評価で5点満点3.9点でした。

2008年度講義は学生による授業評価アンケートの総合評価で5点満点4.2点でした。

2007年度講義は学生による授業評価アンケートの総合評価で5点満点3.8点でした。

2006年度講義は学生による授業評価アンケートの総合評価で5点満点4.3点でした。

2005年度講義は学生による授業評価アンケートの総合評価で5点満点4.3点でした。

 

担当教員の自己紹介

科目シラバス

神戸大学大学院保健学研究科 病態解析学領域臨床免疫学分野 膠原病学 塩沢研究室地図

 

 

2011年度講義予定

  
第1部 免疫の定義、動物の分類と進化に伴う生体防御システムの高次化
  多様な生命を生み出した生物進化と免疫の関係
 

第2部 自然免疫
  細胞性応答
  液性応答
  

第3部 獲得免疫
  抗原と抗体、B細胞、初期の抗体産生システム

  抗原提示、MHC
  T細胞
  クローン選択による生体防御能力の爆発的亢進
  免疫系に関わる臓器
  

第4部 臨床免疫学
  感染に対する防御(主に復習)
  免疫疾患1(免疫不全症

  免疫疾患2(アレルギー

  免疫疾患3(自己免疫疾患) 
  

第5部 免疫学を応用したバイオテクノロジー、総論
   抗体医薬、抗原抗体反応を用いた臨床検査や分子生物学実験法

   研究紹介
   免疫系の進化を振り返って(総集編)
   筆記試験

 


最終更新日 :2011年3月29日