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メンバー紹介

古瀬 幹夫 Furuse Mikio

所属・職名医学研究科医科学専攻 細胞生物学分野・教授
E-mail
TEL/FAX078-382-5805 / ---
研究室ホームページhttp://www.med.kobe-u.ac.jp/cellb/

研究テーマ

上皮は多細胞動物の体作りの基本となる構造で、その機能発現には二次元に並んだ上皮細胞間の接着が欠かせません。一般に細胞間接着には、接着分子である膜タンパク質だけでなく、接着分子の細胞質領域に結合する膜裏打ちタンパク質やそれらに相互作用する別のタンパク質や細胞骨格が関与することが知られています。したがって、細胞間接着現象を理解するためには、接着分子だけでなく、脂質膜を含んだこれらの巨大なタンパク質複合体の全貌を明らかにして、そのふるまいを研究する必要があります。
私たちの研究室では、上皮細胞間接着構造の一つであるタイトジャンクションに焦点をあて、その分子構築と機能発現のメカニズムを明らかにしてきました。タイトジャンクションは細胞と細胞の隙間をシールして上皮のバリア機能に寄与しており、接着分子クローディン、オクルディン、トリセルリンといった膜タンパク質と、ZO-1, ZO-2をはじめとする多数の裏打ち蛋白質から構成されています。本研究では、タンパク質―脂質複合体であるタイトジャンクションの構成成分同士の細胞膜内、細胞質における相互作用の様式を明らかにし、さらに新規構成分子を同定して研究することによって、タイトジャンクションの形成と機能制御のメカニズムの理解を目指します。

GCOE関連代表論文

  1. Moriwaki, K., Tsukita, S., and Furuse, M.
    Tight junctions containing claudin 4 and 6 are essential for blastocyst formation in preimplantation mouse embryos.
    Dev. Biol. 312:509-522, 2007.9
  2. Matsuda, M., Kobayashi, Y., Masuda, S., Adachi, M., Watanabe, T., Yamashita, J. K., Nishi, E., Tsukita, S., and Furuse, M.
    Identification of adherens junction-associated GTPase activating proteins by the fluorescence localization-based expression cloning.
    Exp. Cell Res. 314:939-949, 2008
  3. Takahashi, S., Iwamoto, N., Sasaki, H., Ohashi, M., Oda, Y., Tsukita, S., Furuse, M.
    The E3 ubiquitin ligase LNX1p80 promotes the removal of claudins from tight junctions in MDCK cells.
    J. Cell. Sci. 112: 985-94, 2009
  4. Furuse, M.
    Knockout animals and natural mutations as experimental and diagnostic tool for studying tight junction functions in vivo.
    Biochim. Biophys. Acta 1788:813-819 2009
  5. Furuse, M., and Moriwaki, K.
    The role of claudin-based tight junctions in morphogenesis.
    Ann. N.Y. Acad. Sci. 1165: 58-61 2009