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メンバー紹介

森 正弘 Mori Masahiro

所属・職名医学研究科医科学専攻 神経生理学分野・准教授
E-mail morima@med.kobe-u.ac.jp
TEL/FAX078-382-5717 / 078-382-5419
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研究テーマとその内容

高次膜興奮性に基づく中枢神経回路機能の解明
神経細胞の大きな役割は、樹状突起で受け取った情報(シナプス電位)を統合し、活動電位(スパイク)を発生し、軸索を介して次の神経細胞に情報を伝えることである。このようなスパイクやシナプス電位の発生は、膜の興奮性に依存しており、細胞内電位、細胞内外のイオン濃度勾配そして細胞膜のイオン透過性により決定されている。細胞膜のイオン透過性は、イオンチャネルやポンプなどの膜輸送体蛋白質が担っている。当分野は、パッチクランプ法を用いて細胞膜を出入りするイオンの動きをpAオーダーの膜電流として記録し、神経細胞の膜興奮性を担うイオンチャネルの特性を明らかにしている。また、膜興奮性に依存したスパイク発火やシナプス伝達応答を記録し、神経細胞の機能、さらに複数の神経細胞が構成する回路の機能を明らかにしようと努めている。その中で、記憶、認知、情動など高次脳機能に関わる脳海馬神経回路の機能、特に回路の信号処理機能の解明を進めている。電気生理学的手法に加え、免疫組織化学、分子生物学、情報工学など、様々な手法を導入し、高次膜興奮性に基づく中枢神経系の機能を解明し、中枢神経疾患の診断や治療の開発に貢献したいと考えている。

最近の代表的な論文

  • Mori, M., Gahwiler, B. H., Gerber, U.
    Recruitment of an inhibitory hippocampal network after bursting in a single granule cell.
    Proc Natl Acad Sci U S A. 104, 7640-7645 2007
  • Watt, A. J., Cuntz, H., Mori, M., Nusser, Z., Sjostrom, P. J., Hausser, M.
    Traveling waves in developing cerebellar cortex mediated by asymmetrical Purkinje cell connectivity.
    Nat Neurosci. 12, 463-473 2009