令和4年度(2022年度)公開臨海実習Aコース


令和4年(2022年)8月28–9月1日

参加者 4名(東京農工大学,新潟大学,京都工芸繊維大学,岐阜聖徳学園大学)

令和4年度(2022年度)の公開臨海実習Aコースが実施されました。実習では,スノーケリングによる海藻採集,海藻の押し葉標本作製,海藻の組織観察,ワカメのDNA抽出とPCR法による多型解析,調査実習船を使った海洋実習,プランクトンの採集と観察などを行いました。

褐藻ワカメのDNAを抽出し,PCR法を行いました。

ワカメのDNA抽出(8月28日)
【ワカメのDNA抽出(8月28日)】

洲本市由良でスノーケリングと海藻採集を行いました。

スノーケリングによる海藻採集
【スノーケリングによる海藻採集(8月29日;淡路島由良)】

採集した海藻をソーティングし,押し葉標本を作製しました。

海藻のソーティング
【海藻のソーティング(8月29日)】

海藻の多様性,生態系における藻場の構成や役割などについて学びました。

海藻についての講義
【海藻についての講義(8月29日)】

プランクトンの多様性,生態系における役割などについて学びました。

プランクトンについての講義
【プランクトンについての講義(8月30日)】

明石市大蔵海岸でプランクトンを採集しました。

プランクトンの採集(8月30日;明石市大蔵海岸)
【プランクトンの採集(8月30日;明石市大蔵海岸)】

調査実習船「おのころ」に乗船し,淡路島翼港付近で海洋実習を行いました。実習では,多項目水質計を用いた塩濃度,溶存酸素,クロロフィル量,濁度,pH,電気伝導度などの各種水質項目の計測,透明度板を用いた透明度の測定,プランクトンネットを用いたプランクトン採集を行いました。

透明度版を用いた透明度の測定(8月30日;淡路島翼港沖)
【透明度板を用いた透明度の測定(8月30日;淡路島翼港沖)】

採集したプランクトンを顕微鏡で観察,同定しました。

プランクトンの観察
【プランクトンの観察(8月30日)】

薄層クロマトグラフィーとカラムクロマトグラフィーによる光合成色素の分析を行いました。

カラムクロマトグラフィーによる光合成色素の分析
【カラムクロマトグラフィーによる光合成色素の分析(8月31日)】

緑藻クロミル,褐藻ウミウチワのプレパラートを作製し,顕微鏡で体構造や生殖器官を観察しました。

海藻の組織観察
【海藻の組織観察(8月31日)】

<文責:鈴木>