杉田卒業研究内容 <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">

好塩性細菌のアンモニア資化性に関する研究

高塩濃度下においても生育可能なアンモニア資化性菌を鹹水および海水から分離し、アンモニア資化能等を含めた生化学性状を調べ、菌種同定を試みた。
1.分離菌株の菌種同定の結果、海水由来の分離株AKO101,AKO101ではその表現形質においてVibrio alginolyicusであることが示された。しかし、鹹水由来の分離株AKO1,AKO18,X1.X2では表現形質においてDeleya属の可能性 が示されたが属決定には至らなかった。
2.鹹水由来の分離株AKO1,AKO18,X1,X2は対照株である海水由来の分離株AKO101,AKO102、つまりV. alginolyticusと比較し、高塩濃度下においてより高濃度のアンモニア資化能を持つことが確認された。
3.AKO1,AKO18,X1,X2 では硝酸塩還元能および資化能が示された。また、亜硝酸塩還元能については不明であるが、窒素ガ ス産生能はないことが明らかになった。


 
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