2004.2.6 RC期末テスト  略解 あるいは 正解 要点                         (2004.02.09)


問1  語句の意味が 分かる図を書 きなさい(記号なども必要)(30)

1) ヤング係数比: 図:コンクリートと鋼の応力ひずみ曲線
      Es/Ec、鉄筋断面積を等価なコンク リート断面積に置き換えるときなどに用いる 

2) ポアソン比   図:縦ひずみ、横ひずみの定義図
      定義式   横ひずみ/縦ひずみ 鋼 ではx、コン クリートではy  (x、y具体的な数値)

3) クリープ   図:一定応力のもとでの 時間とひずみの関係 図
      一定応力のもとでひずみが進行する現象

4)釣り合い鉄筋比 図 引張り側鉄筋 ft 圧縮側最外縁コンクリート fcの図
  あるいは M-pt関係図(テキス ト 図3.8)

5)釣り合い軸力  テキスト図4.7

6)せん断破壊   テキスト図5.6  図5.7  など

問2 柱部材の設計において変 形能力を大きくす るための方策を挙げよ(箇条書き+図示)。(30)
    テキスト図4.8および柱のせん断補強の基本 事項が理解で きておればよい

1)軸力比をを小さくする(断面を大きくする)

2)帯筋(せん断補強筋)を多くする

3)引張り鉄筋の降伏が先行する鉄筋量とする(釣り合い鉄筋 比以下)

問3  鉄筋の許容応力度は引張・圧縮に対する場合鉄筋強度に比例して大きくなるが,
   長期せん断補強の場合比例しないなぜか.(20)  

長期に対してはひび割れ幅を制限するので長期応力下でのひずみ制限 すなわち 鉄筋強度は関係しな い。
短期応力下では耐力設計ゆえ、せん断補強筋の強度がせん断耐力に関係する。
  「ひび割れ幅」の語句が重要

問4  梁の終局曲げモーメントを求めるとき用いられる仮定を列記せよ(図示できるものは図をつける)(25)

1)平面保持  図 テキスト図3.1や3.2

2)完全付着

3)コンクリートの引張り強度無視  断面応力分布 たとえ ばテキスト図 3.7

4)鉄筋のひずみ硬化を無視する テキスト 図2.13でひず み硬化部分を水平にした図

5)コンクリートの応力ブロックは 矩形  テキスト図3. 12

   など

減点対象  線形弾性、完全弾 性、  ヤング係数比  などは減点となる