沖美帆子く んの質問                                                                                            (2004.01.30)


教科書P.61の梁の曲げ変形能力のところで、「図(a)によれば」からがあまりよくわからず、特に「ptの増加によって、終局曲率は急激に減少するが、 引張鉄筋降伏時の曲率は増加する。しかがって、梁断面の塑性変形は急減する。」とありますが、曲率が増加するのになぜ変形が急減するのですか?



いい質問です。
 
a)pt=0.01の時と 
b)pt=0.02のときで
比較してみましょう
a)では引っ張り鉄筋が降伏してから終局曲げモーメントに達するまでに 大きな曲率を要します。
一方
b)ではa)の場合に比べて 少ない。
 
図(c)の 破線が(b)の場合 実線が(a)の場合に対応します。

いいかな
まだ理解できなければ 再度メールください