RC規準 6条 許容応力度

 鉄筋とコンクリートの許容応力度は,通常の場合,表3,4および表5による.

   
表3 コンクリートの許容応力度 (N/mm2)




長期
短期
圧縮
引張
せん断
圧縮
引張
せん断
普通コンクリート
1/3 Fc
-

1/30 Fc かつ
 ( 0.5 + 1/100 Fc )以下
長期に対する値の2倍

-

長期に対する値の1.5倍
軽量コンクリート
1種および2種
普通コンクリートに対する値の0.9倍
[注] Fcは,コンクリートの設計基準強度 (N/mm2) を表す.



表4 鉄筋の許容応力度 (N/mm2)



長期
短期
引張および圧縮
せん断補強
引張および圧縮
せん断補強
 SR 235
 SR 295
160
160
160
200
235
295
235
295
 SD 295 A および B
 SD 345
 SD 390
200
220 (*200)
220 (*200)
200
200
200
295
345
390
295
345
390
 溶接金網
200
200
-
295
[注意] *D29以上の太さの鉄筋に対しては( )内の数値とする.



表5 本規準16条,17条で使用する畏敬鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度 (N/mm2)

普通コンクリート
長期
短期
上端筋
その他の鉄筋
0.8 x ( Fc/60 + 0.6 )
Fc/60 + 0.6 長期に対する値の1.5倍
[注意]    1) 上端筋とは曲げ材にあってその鉄筋の下に300mm以上のコンクリートが打ち込まれる場合の水平鉄筋をいう.
             2) Fcはコンクリートの設計基準強度 (N/mm2) を表す.
             3) 本表の許容付着応力度は,16条,17条に規定される配筋による修正係数とあわせて使用される値である.
             4) 軽量コンクリートでは本表の値に0.8を乗じる.



 引用文献
   日本建築学会:鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説 −許容応力度設計法−,1999年11月

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