青沼研究室

生体分子機構講座

Aonuma Lab

  

 私たちをとりまく環境は,刻一刻と変化し,予測することが困難な無限定な環境です.動物は,周囲の環境から様々な刺激を受容し,知覚して状況に応じた行動を発現しますが,同じ刺激に対して常に同じ行動で応答するわけではありません.知覚される環境のシグナルは,動物の種の違いや同種であっても個体がおかれている状況に応じて異なる意味をもちます.何が知覚を変え,行動を変えるのか,その基盤には何があるのか?これらの問いに答えるため,神経細胞が相互に信号をやり取りする神経回路網は,どの様にして感覚信号の中から情報を抽出し,行動を制御するのかについて研究しています.
 研究には,脳を構成する神経細胞の数が少なく,個々の神経細胞の動作と発現する行動を関係づけやすい節足動物(昆虫や甲殻類など)を主な実験材料として,行動実験,電気生理学実験,生化学実験,X線イメージングなどのさまざまな手法を使います.

 

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Defensive jump of the trap-jaw ant
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X-ray live imaging

 

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