環境中の放射線の中には、宇宙からやってくるものがありますが、人工衛星ではもちろん航空機でもその影響は無視し難いものがあり、精度の高い測定が必要です。特に高エネルギーの中性子成分の計測のために、固体飛跡検出器を利用することが可能です。また、直読式半導体検出器の開発も進めています。 石造りの家が少ない日本ではあまり認識されていませんが、放射性の希ガスであるラドンやその娘核種は、平均的な地球人の被曝のおよそ半分の原因になっているとされています。アルファ線を出す核種の計測にはしばしば固体飛跡検出器が適用されています。 |