公開臨海実習Cコース(平成29年度)


平成29年9月19~22日

平成29年度の公開臨海実習Cコースが行われました。実習では、練習船「深江丸」に乗船し、海水、底泥、プランクトンの採取を行った他、採取したプランクトンと底泥中の珪藻化石の顕微鏡観察、海洋観測データの解析などを行いました。参加学生は6名(東北大学、東京農工大学、名古屋工業大学、徳島大学)でした。


【プランクトンの採集】

淡路島岩屋港でプランクトンを採集しました。


【プランクトンの観察】

採集したプランクトンを顕微鏡で観察,同定しました。



【練習船「深江丸」】

練習船「深江丸」に乗船し,大阪湾で海洋実習を行いました。


【採水】


【底泥の酸化還元電位とpHの測定】

大阪湾西宮沖と沖の瀬の2箇所で採水と採泥を行い,採取した表層水と深層水の溶存酸素,底泥の酸化還元電位とpHを測定しました。


【採集したプランクトンの観察】

大阪湾西宮沖と沖の瀬で採集したプランクトンを顕微鏡で観察,同定しました。


【珪藻化石プレパラート作製・観察】

大阪湾西宮沖で採取した堆積物と,約40万年前の地層から採取した堆積物に含まれる珪藻化石のプレパラートを作製し,顕微鏡で観察しました。


【海洋測定データの解析】

深江丸で観測した水温,塩分濃度,クロロフィル量などの測定データを解析しました。


【発表会の様子】

解析したデータ,観察したプランクトン,珪藻化石のデータをまとめ,実習成果
発表会を行いました。昼食休憩をはさんで,発表内容に関して教員の総評や解説
が行われ,最後に参加者全員で総合討論を行いました。

<文責: 鈴木>