公開臨海実習Bコース(平成30年度)


平成30年9月10~14日

平成30年度の公開臨海実習Bコースが行われました。実習では、ため池と河川の生物群集に対する陸域からの資源供給(栄養塩やデトリタス)の重要性や、陸域~淡水域間の繋がりを学び、生態系間の繋がりに与える人的影響(土地利用や外来種の放逐)の検証を行いました。参加学生は2名(長崎大学、兵庫県立大学)でした。

 

淡水生態系と沿岸生態系とのつながりについて学びました。


【講義】

淡路島のため池で,水温,溶存酸素量, pH, 電気伝導度などの水質測定,水草採集,プランクトン採集を行いました。


【ため池の採水】


【ため池の水草採集】


【ため池のプランクトン採集】

採集した水草を同定し,押し葉標本を作製しました。


【水草の同定と標本作製】

採集したプランクトンを顕微鏡で観察しました。


【プランクトンの観察】

淡路島楠本川を上流・中流・下流・河口部の4サイトに分け,それぞれのサイトで水質測定,水生動物の採集を行いました。


【淡路島楠本川(上流サイト)における水質調査と水生動物採集】


【淡路島楠本川(中流サイト)における水質調査と水生動物採集】


【淡路島楠本川(下流サイト)における水質調査と水生動物採集】


【淡路島楠本川河口部における水質調査と水生動物採集】

採集した水生動物を分類群ごとに分け,同定しました。


【水生動物の同定作業】

河川生態学について学びました。


【講義】

水圏の一次生産量の推定法を学びました。


【クロロフィルの抽出と精製】


【分光光度計による吸収スペクトル測定】

 

<文責:鈴木>