令和元年度(2019年度)大型藻類培養技術ワークショップ


令和2年(2020年)2月5日-2月7日

参加者 3名(長崎大学,Sungkyunkwan University)

令和元年度(2019年度)の大型藻類培養技術ワークショップを開催しました。国際コースとして開講し,英語で実施しました。日本と韓国の学生が参加しました。実習は2日目から始まり,マリンサイトの前の浜(田ノ代海岸)で海藻を採集し,マリンサイトにて培養に用いる海藻の選抜や組織と生殖器官の観察を行いました。3日目は,神戸市六甲台地区の神戸大学理学部学舎に移動し,単藻培養株の単離,培養液の作製,培養株の維持・管理,凍結保存などの技術を学びました。参加者は博士前期課程の大学院生1名(長崎大学)と博士後期課程の大学院生2名(Sungkyunkwan University)でした。

 

マリンサイトの前の浜(田ノ代海岸)で褐藻カヤモノリ,セイヨウハバノリ,紅藻シキンノリ,オオバツノマタ,オキツノリなどを採集しました。


【淡路島田ノ代海岸での海藻採集】

海藻の組織切片や遊走細胞を用いた単離方法を学びました。


【単離のデモンストレーション】

海藻の成熟部位の横断切片を作製し,生殖器官を付けた部位を顕微鏡で観察しました。


【海藻の生殖器官の観察】

切り出した海藻組織片や遊走細胞の単離を行いました。


【単離の練習】

神戸大学海藻類系統株コレクション(KU-MACC)の培養庫を見学しました。


【培養庫の見学】

海藻の凍結保存株の作製法を学びました。


【凍結保存の準備】


【凍結保存の実施】

培養液の作製,調整方法を学びました。


【培養液の作製】


【参加者に配布した資料(培養液の調整)】


【参加者に配布した資料(凍結保存)】


<文責:鈴木>