神戸大学大学院工学研究科 頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム 巨大地震に対する創生型居住環境のレジリエンスに関する研究のグローバル化

事業概要

学術的背景

 人間が生活する居住環境は、自然が造り出すメカニズム、人間が築いた人工物、それらの機能を監視・制御するシステムを構成要素とする、創生された居住環境であり、この「創生型居住環境」の中で安心して人間が生活していくためには、百年スケールのレジリエンスのためのグランドデザインが必要である。

研究目的

 大都市で発生した巨大地震災害からの復旧と復興の経験を踏まえれば、未来社会構築のための地震防災研究には、「人間居住環境のレジリエンス研究」と「都市インフラのレジリエンス研究」がその両輪となる。神戸大学+防災科学技術研究所のチームと米国の地震防災・耐震工学、災害復興研究のトップクラスの研究者との協働により、巨大地震に対する創生型居住環境のレジリエンス研究を進め、未来の都市社会の安全・安心機能の実装を目指す先導的な国際研究者コミュニティを形成することが本事業の目的である。

到達目標

 本事業を通して、「創生型居住環境のレジリエンスのグランドデザイン」を生み出すことを共通目標とした「国際研究者コミュニティ」を形成することにより、国際研究ネットワークによる国際共同研究に結びつけ、国際的に巨大地震に対する居住環境の強靭化と回復力に関する国際的な研究成果を共有する。さらに、継続的な国際共同研究テーマの提案と実践のために国際研究者コミュニティのネットワークを持続的に活用して、巨大地震に対して安全・安心な都市の形成に資する情報発信をすることが到達目標である。

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