粟飯原一吉のだらだら日記 fin

 こんにちは,粟飯原です. 皆様いかがお過ごしでしょうか. ご好評を頂いて(…いましたよね)おりました「だらだら日記(仮名)」も, 今回で最後(…多分)となりました. 明日でもうこの航海もおしまい. …信じられん. 今の生活に慣れすぎてしまっていて,これからもこの生活がずっと続くような気がしています. もう水平線しか見えない日々が終わるんすね. うれしいっちゃうれしいっすけど,名残惜しくもあります. 複雑っすね.

 結局最後まで仕事のことを報告しなかったような気がしますが, 無論ちゃんとやってましたよ. …二日酔いでダウンしてて,ベッドへと強制送還された時もありましたが. ワタクシのやってた仕事というのは,掃除とペンキ塗りと…, って,いやいや,主に海底の堆積物の処理でした. 要するに泥いじり. コアラー沈めて,上がってきた泥を各種測定用に分けていってました. 最後の方には半分プロ化して(たと自分では思ってます)ました. マグネのキューブも採ってましたよ.(でもワタクシは乙藤組) 他にはエアサンプリングと,海底地形のデジタル化ですね. 仕事そのものも勉強にはもちろんなりましたが, やっぱり長期の船内生活ってのは大きな経験になったと思います. ワタクシの普段の生活じゃあ絶対に経験できないことですからね. しかも行ってるところは南極近辺. 普通経験できるわけないっすもんね.

 突然ですが,今回が最後の南極調査航海だそうです. つまりワタクシで最後. 復活するかもという話はあるみたいですが,はっきり言ってよく分からないそうです. ほんまにワタクシは幸運でした. 1年ずれてたらどんなに行きたくても行けなかったんすから. うーん,下の学生がかわいそうっすね. まじで参加できて良かったっす.

 頼りにならん○長と○○団○という問題はありましたが(おっとお!口が滑ったあ!), とりあえずワタクシにとっては非常に有意義な調査航海でした. ではこの辺で筆を置きたいと思います. 2月21日に日本に帰ります. from 粟飯原一吉@白嶺丸    …この名前ともお別れか…

粟飯原 一吉


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