
JSPS先端研究拠点形成事業
南極ガバナンス研究キックオフ・セミナー
Strengthening the Transparency of
the Antarctic Treaty System
南極条約体制の透明性をいかに高められるか
キックオフ・セミナー
南極条約体制の透明性をいかに高められるか
JSPS先端研究拠点形成事業
南極ガバナンス研究キックオフ・セミナーへのご参加ありがとうございました。
セミナー全体につき、YouTube動画で閲覧できます!以下のプログラムからご覧下さい。
JSPS先端研究拠点形成事業・南極ガバナンス研究の公開キックオフ・セミナーでは、昨今の南極ガバナンスをめぐる諸課題の中でも、南極条約で設置されその後の南極条約体制(ATS)の慣行により発展してきた、いわゆる透明性確保のための制度、具体的には情報交換や査察の制度について、専門家を交えて検討します。これら透明性確保のための制度は、ATSの基本原則たる南極の平和利用、非軍事化、鉱物資源活動禁止、環境保護などが守られていることを保障するものですが、最近、南極に展開する要員や施設、科学活動やそのデータのデュアル・ユーズないしデュアル目的の問題がクローズアップされ、透明性確保のための制度の有効性が改めて注目されています。
このセミナーはまた、2026年5月広島市で開催される南極条約協議国会議(ATCM)を見据えて開催されてきた一連のイベントの1つです。これまで開催されてきたシンポジウムやセミナー同様、今回もセミナーの内容を動画に収録し後日広く閲覧可能にします。
プログラム & YouTube動画
*14:00-16:00 プログラム関係者会議(非公開、別会場)
*8月1日(金)13:30-15:00 神戸セミナー (希望者は事務局までご連絡ください)

パネリストと海外ゲスト集合写真

基調講演中のムンテアン氏

透明性をめぐるパネル討論
基調講演者
William Muntean氏「南極における透明性に関する考察」
戦略国際問題研究所(CSIS)・上級研究員。前・米国務省職員、2022年と23年南極条約協議国会議米国代表団長
Muntean氏の2024年の論文「南極モニタリング制度の活用」が、今回のセミナーの契機となっています。Muntean氏は、他にも南極における中国やロシアの影響力拡大や第二次トランプ政権下での米国の極域政策など、興味深いトピックでの論文が多くあります。

日時 | 2025年7月31日(木)9:30〜11:45 |
会場 | 上智大学四ッ谷キャンパス9号館 地下1階057C講義室 |
開催形式 | ハイブリッド ZOOMウェビナーでライブ配信あり(英語のみ・同時通訳なし) |
参加登録 | 無料。対面参加には事前申込み必要(会場定員約30名)。 |
主 催 | 神戸大学極域協力研究センター(PCRC) |
共 催 | 上智大学国際関係研究所 |
パネリスト (基調講演以外)
James Anthony Press

豪州タスマニア大学海洋南極研究所(UTAS/IMAS)客員教授
Hyoung Chul Shin

韓国極地研究所(KOPRI)所長
柴田 明穂

神戸大学教授・極域協力研究センター(PCRC)センター長