お知らせ


2023年5月15日

ヘルシンキATCM期間中に開催される南極シンポジウムを神戸PCRCが共催し、柴田センター長が講演します!

5月29日からフィンランド・ヘルシンキで第45回南極条約協議国会議(ATCM)が開催されます。その初日に、フィンランド外務省、ラップランド大学、米国ウィルソンセンター、そして神戸PCRC共催の公開シンポジウム「南極の今:地球最後のフロンティアにおける科学及び環境保護の課題」が開催され、その中の学術セッション「環境保護議定書25年と条約体制の課題」において、柴田センター長が南極法政策立案における科学及び科学的証拠の重要性について講演します。コイブロヴァ教授が座長、バステマイヤー教授とブルーム上級研究員が他のスピーカーで、神戸PCRCの2022年度同窓会さながらのパネルになっています。現地時間14時(日本時間20時)頃の登壇予定で、ライブストリームされます。詳細は画像をクリックして、プログラムをご覧下さい。


2023年3月30日

新たな動きがある中央北極海における延長大陸棚の境界画定につき、若手研究者が語ります

第25回PCRC国際法セミナーとして、「延長大陸棚の境界画定:中央北極海のシナリオ」を開催します。スピーカーは、ロシア出身で、現在ドイツ・ハンブルグ大学ポスドクフェローのエカテリーナ・アンツィジーナ博士です。この研究報告では、今年2月にロシアが国連の延長大陸棚限界委員会に提出した新たな情報を踏まえて、中央北極海において申請が重複しているカナダ、デンマーク、そしてロシア間の延長大陸棚の境界画定のあり得べきシナリオを語って頂きます。本件は、ロシアによるウクライナ侵略後も、北極沿岸国が国連海洋法条約の諸規定に従って協力して行動している例でもあります。


2023年3月27日

柴田センター長がコイブロヴァ教授との国際共同研究の成果を極域研究専門誌Polar Recordに発表しました

柴田明穂センター長は、同大学客員教授のティモ・コイブロヴァ教授との国際共著論文「2022年ロシアによるウクライナ侵略の果てに:ロシアと北極に関する国際協力はまだ可能か?」をPolar Record誌に発表しました。北極ガバナンス研究の第一人者であるコイブロヴァ教授と、国際法制度形成過程を研究してきた柴田教授の知見が共創した国際共同研究の成果として、ウクライナ侵攻後における北極域に関するロシアとの政府間協力が、いかなる国際法政策的環境の下で継続できているのかを分析し、将来の見通し等についての研究成果を発表しました。極域研究に特化した学術誌として学術界でも定評のあるPolar Record誌に掲載した本共著論文は、世界が注目する論稿となっており、世界的なインパクトを与えるものと期待されます。詳細はResearch at Kobeをご覧ください。


2023年3月10日

柴田センター長が北極科学協力協定の実施に関する国際共著論文を極域法年鑑第14巻で発表

神戸大学大学院 国際協力研究科 極域協力研究センター (PCRC) では、ArCS II国際法制度課題研究成果の一環として、世界で唯一、北極と南極にフォーカスした国際法政策研究を査読付き論稿として掲載する学術年鑑である“極域法年鑑 (Yearbook of Polar Law) 第14巻”に北極ガバナンスの現状と課題につき異分野共創研究を通じて鋭く考察する4本の論稿を発表しました。「北極域とArCS IIの貢献」と題する特別セクションを設け、これまでの国際共同研究の成果をまとまった形で発表しました。セルグーニン教授との国際共著論文の中で、柴田教授は、北極科学協力協定を活用して、ロシアによるウクライナ侵攻後も、研究者個人レベルでの北極学術研究を進める可能性を示唆しています。 詳細はResearch at Kobeをご覧ください。


2023年2月10日

3月13日(月)14時より神戸大学PCRCにおいて、第24回PCRC国際法セミナーを開催します。「極域における国際法の将来像: ガバナンスとグローバルな挑戦」と題して、極域ガバナンスにおける国際法の役割につき議論します。アイスランド・アクレイリ大学 エイヨルファル・グルームンソン学長による北極科学外交の重要性に関する発表の後、デンマークとイギリスの若手研究者と准教授による研究発表と議論を予定しています。本セミナーは現地開催のみとなりオンラインでの配信はありません。事前に下記URLよりご登録いただき、是非、会場に足をお運びください。参加申込は2月28日(火)まで受け付けています。


2023年1月24日

アナ・ステラ・エバスマイヤーさんが、PCRCの一員に加わります。北極海運におけるブラックカーボン排出量規制に関する国際法についての研究を行います

デンマーク・コペンハーゲン大学博士課程のアナ・ステラ・エバスマイヤーさんが1月31日に神戸大学PCRC学術研究員として着任されます。PCRCにおいては「北極海運におけるブラックカーボン排出量の規制の実施主体に関する国際法上の研究」を主テーマとして、国際法、気候変動法についての研究をされる予定です。この滞在期間中には、3月に東京で開催されるISAR-7、また、神戸大学PCRC主催で3月13日に実施するセミナー「ガバナンスとグローバルな挑戦:極域における国際法の将来像」において、北極海航路におけるブラックカーボン排出規制に関する国際法についての研究報告を行う予定です。


2023年1月17日

極域協力研究センター(PCRC)学術研究員を募集します(2月15日〆切) 延長しました (4月30日〆切)

神戸大学大学院国際協力研究科・極域協力研究センター(PCRC)では、極域などの地球フロンティア分野を題材に関連する国際法、国際関係論、国際ガバナンスを研究し支援する学術研究員を募集します。雇用期間は、2023年4月以降着任で、最長2025年3月末までを予定しています。ロシアによるウクライナ侵略を含め国際秩序のあり方が大きく問われている時に、その最先端の事例となる北極や南極といった地球フロンティア分野の国際ガバナンスの将来につき、PCRCで一緒に研究をしてみませんか。国内外の専門家や実務家との刺激的な議論に接する機会も多くあります。応募をお待ちしています。

JREC-IN


Last updated May 15, 2023

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