植物とバクテリアのゲノム・コミュニケーション
吉田健一
動植物の栽培化・家畜化とインターゲノミクス
植物とバクテリアのコミュニケーションをインターゲノミクスの問題として考えよう!というのが私の立場です。
具体的には、「マメ科植物と根粒菌の共生」さらに「マメ科植物と根圏バクテリアの相互作用」という生物学的にも農学的にも重要な研究課題に、インターゲノミクスのメスを入れます。
植物とバクテリアのコミュニケーションは基本的に、互いが分泌し合う「シグナル物質」を介した「化学」コミュニケーションによって成立しています。そこで、このコミュニケーションを「ゲノム」のコミュニケーションとして考え直す、新しい切り口を提案します。・・・つまり、「シグナル物質」を作り、分泌し、受け取って、反応する・・・というコミュニケーション・プロセスを、ゲノムの構造や機能を主体に考えるのです。きっと、これまでに気がつかない新しい生物の能力や進化の不思議を理解できるはずです。
とにかく、誰だってひとりでは生きていけない・・・いつでもグッド・コミュニケーションが必要ですね。植物とバクテリアのグッド・コミュニケーションをインターゲノミクスで正確に「翻訳」してみたい・・・そんなことを考えています。
