神戸大学大学院海事科学研究科 輸送包装研究室

代表: 斎藤 勝彦

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研究室概要

近年、製品生産と物流はますますグローバル化しています。さまざまな物流ルートでは、貨物の積み付けと荷扱い技術の未熟さ、さらに整備不良道路や劣悪な輸送車両により、輸送貨物の損傷が大きな問題となっています。これに対応するために包装を改良・強化することが考えられますが、荷主個々の包装技術だけでは、厳しいコスト環境とも関連して、対応が難しい状況です。仮に輸送貨物がパーツの一部であっても、いったん貨物損傷が発生すると、部品の種類によってはメーカーのサプライチェーンが中断され、製品生産ラインの稼働率や出荷計画に影響が出る恐れがあります。

輸送包装研究室は、輸送現場で問題となっている包装技術に関する広範な領域を研究教育の対象にしており、輸送中に物が壊れないような包装を考える日本で唯一の研究室です。物流・包装関連企業等からの共同研究プロジェクトを積極的に受け入れており、卒業生の多くは包装技術者として活躍しています。