奥井剛(分担執筆者)
情報通信技術や人工知能、生殖医療、そして核エネルギーなどの高度でブラックボックス的なテクノロジーが私たちの日常生活のみならず、政治環境まで変容させ管理するようになった現代。20世紀から今日まで、科学と技術の発展は私たちにどのような抑圧や悪を、あるいは解放や幸福をもたらしてきたか。アーレントの科学技術論を縦軸に、各個別分野の探究を横軸に、14人の執筆者が現代の問題に迫る。(法政大学出版局HPより抜粋)。
奥井は第二部「応用編」第七章「中絶規制の根拠に関する批判的考察──人間の生の始まりとアーレントの出生性」を執筆しました。