標本の乾燥には(A)標本台紙の大きさに切った段ボールと扇風機を使う方法,または(B)古新聞紙または吸水紙を使う方法が一般 的です.(A)の場合,海藻標本から台紙,ガーゼ(またはさらし木綿),吸水紙などに伝わった水分を,段ボールの穴の部分を通 る扇風機の風によって連続的に取り除くため,標本が乾くまで吸水紙などを交換する必要はありません.一方,(B)の場合は新聞紙または吸水紙を毎日乾いたものと交換する必要があります.

(左)2枚の段ボールの間に標本台紙に載せた海藻標本とガーゼをサンドイッチにする.間の吸水紙はなくても良い.扇風機の風が通 る段ボールの穴の向きをまちがえないように!

(右)古新聞(または吸水紙)の間に標本台紙に載せた海藻標本とガーゼをサンドイッチにする.標本が完全に乾くまで,古新聞を毎日乾いたものと交換する.

上図左の続き

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