吸水紙は陸上植物などの押し葉標本を作るときに使うものと同じで,昆虫採集の教材などを扱うお店等から入手できます. 新聞紙または吸水紙を使って乾燥させるときは毎日乾いたものと交換してやる必要があります.特に夏などは乾燥に時間がかかると海藻がかびてくることが多いので,頻繁に交換してやる必要があります.湿った新聞紙などは乾かして次の交換の時に使います.扇風機やファンを使って乾かすときはこの作業は必要ありません. 海藻が完全に乾いたら,上に置いたガーゼまたはさらし木綿を端の方からゆっくりとはがしていきます.多くの海藻は海藻自身が持っている糊の様な成分のおかげで紙にしっかりくっついてくれますが,紙ではなく布の方にくっついてきたり,はがすときに折れやすかったりするものもあるので注意が必要です.海藻の端を片手で押さえながらもう一方の手で布を持ち上げていくとうまくいきます.種類によっては布の代わりに調理用のラップやポリ袋を切ったものを使うこともあります. |
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