ワカメは大型の胞子体と微小な配偶体の間で異型の世代交代を行う.胞子体の胞子葉(雌株=めかぶ)にできた単子嚢から放出された遊走子は雌雄別 々の配偶体に発達し,配偶体で夏を越し,秋になると成熟し卵と精子を作る.受精後の受精卵はその場所で発達し,また大型の胞子体へ発達する. | |||
生標本
単子嚢(遊走子嚢)は側糸と呼ばれる細胞の中に混じってできる.側糸の先端には粘液でできた透明な構造(粘液帽)がある。 | ||
遊走子(無性の遊泳性の生殖細胞)は細胞の横側に2本の鞭毛を持っていて遊泳する. | ||
ワカメの生活史