気胞→
←葉
←主枝
↓付着根
←若い生殖器床
←毛巣
ヒジキは生長した藻体を鎌などで刈り取って,鍋で煮た後乾かしたものが食品として出荷されている.刈り取り後も多年生の付着根を含む部分は残り,新しい直立部分を再生することで群落が維持されている.乾燥すると黒くなるため,自然に生えているヒジキを見てもなかなか同じものとは気づかないことが多い.韓国などでは若い藻体をロープなどに付けて海に張り込み,大きく育ったものを回収する養殖も行われている.

 

生標本

生態(藻体基部)

岩の上を這ってひろがる付着根により岩に強固に着生する.この部分は多年生で,栄養繁殖する.

生態(成熟藻体)

成熟すると葉の付け根の部分(腋)に楕円形の生殖器床が形成され,卵と精子を放出する.雌雄異株.

主枝の断面 顕微鏡像

葉の断面 顕微鏡像

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