キブリイトグサ,ショウジョウケノリなどのイトグサ類は雌雄の配偶体(有性世代)と四分胞子体(無性世代)がほとんど同じ形態を示す.四分胞子は周心細胞の内側に形成されるが,表面 から透かしてみることができる(f).雌性配偶体には受精後体の外側に突出する嚢果 が形成され,その先端部から果胞子が放出される.雄性配偶体では精子嚢枝と呼ばれる特別 な小さな枝の上に造精器が形成される. | |||
イトグサ類の生活史型
果
胞子
嚢果
頂端付近(表面
観)
横断面
イトグサ類の藻体は断面では1本の中心細胞を4つの大きな細胞(周心細胞)が取り囲んでいる.四分胞子嚢が藻体の内部に形成される. |
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四分胞子嚢