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生物発光について

光とは

 地球上の生物のエネルギー源は、太陽が発するエネルギーです。このエネルギーは波長を持った電磁波として我々の地球に届いています。波長によってこの電磁波の名称は異なります(下図)。生物発光とは我々が目にすることのできる波長の光(可視光)を生物が放出する現象です。

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 光は波長が短いほど振動数が大きくなり、大きなエネルギーを持つようになります。波長が短いガンマ線やX線はレントゲン撮影で利用され、紫外線は肉眼では見えませんが生体に強い影響を与えます。波長の長い赤外線は、リモコンでよく利用され、より長くなると電子レンジなどで利用されています。さらに長くなるとテレビ電波などに利用されます。

 生物発光は一般に400 nmから600 nmの波長の可視光を放出し、海洋生物では460 nmくらいの青色に発光します。これは海水中での透過性が高いためだと考えられています。