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褐藻 Brown algae

ネバリモ(広義シオミドロ目,ナガマツモ科)

学名:Leathesia marina (Lyngbye) Decaisne
生育地:潮間帯下部の岩上。
淡路島での採集地点:大磯,佐野,江崎,江井,由良,津井,阿万
生育時期:早春から初夏。
特徴:藻体は球形で,生長すると不規則な塊状になる。手触りは柔らかく,和名の通り粘り気がある。直径2-5 cm, 10 cmを超える塊状になることもある。体は髄層と皮層から成り,髄部は無色の大形の細胞が網状になっている。皮層は棍棒状の同化糸から成る。

ネバリモ Leathesia marina

【洲本市由良;2023年4月9日(写真:鈴木雅大)】

ネバリモ Leathesia marina

【洲本市由良;2023年4月9日(写真:鈴木雅大)】

体は不規則な塊状になり,手触りは柔らかく,粘り気がある。

ネバリモ Leathesia marina

【体の横断面(写真:鈴木雅大)】

体は髄層と皮層から成り,髄層は無色の細胞が網状になっている。

ネバリモ Leathesia marina

【体の皮層部(写真:鈴木雅大)】

皮層は棍棒状の同化糸から成る。


参考文献
川井浩史 著.2001. 神戸の海藻~神戸・淡路地域の海藻~.神戸市体育協会.
牛原康博 著.2008. 淡路島の海藻.自費出版.