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紅藻 Red algae

ヤレウスバノリ(イギス目,コノハノリ科)

学名:Acrosorium flabellatum Yamada
生育地:潮下帯に生育するホンダワラ類やマクサなどの体上に着生する。
淡路島での採集地点:田ノ代海岸,大磯,佐野,江崎,江井,由良,阿万,津井。
生育時期:1年を通して見られる。
特徴:藻体は薄い膜質。不規則に枝分かれする。体の幅は変異が大きく,幅が均一なもの,枝先が急に細くなるものがある。鉤状に曲がった枝をしばしば生じる。ホンダワラ類やマクサなどの他の海藻の体上に着生し,高さ5-10 cm。
備考:藻体の幅が細く,均一な個体は「カギウスバノリ」として区別されていたが,現在はヤレウスバノリと同種として扱われている。

ヤレウスバノリ Acrosorium flabellatum

【洲本市由良;2023年3月10日(写真:鈴木雅大)】

藻体は薄い膜状で不規則に枝分かれるする。ホンダワラ類やマクサなどの他の海藻の体上に着生する。

ヤレウスバノリ Acrosorium flabellatum

【洲本市由良;2023年3月10日(写真:鈴木雅大)】

枝の先端部などに鉤状に曲がった枝をしばしば生じる。


参考文献
川井浩史 著.2001. 神戸の海藻~神戸・淡路地域の海藻~.神戸市体育協会.
牛原康博 著.2008. 淡路島の海藻.自費出版.