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紅藻 Red algae

オバクサ(テングサ目,オバクサ科)

学名:Pterocladiella tenuis (Okamura) S. Shimada, T. Horiguchi & Masuda
生育地:潮間帯下部から潮下帯上部の岩上。
淡路島での採集地点:田ノ代海岸,大磯,佐野,江崎,江井,由良,阿万,津井。
生育時期:1年を通して見られる。
特徴:藻体は細い線状で,数回羽状に分枝する。枝の先端部は丸いものが多い。枝の付け根はくびれるものが多い。高さ10-20 cm。「テングサ(天草)」として寒天やところてんの原料になる。

オバクサ Pterocladiella tenuis

【洲本市由良;2018年6月14日(写真:鈴木雅大)】

潮間帯下部から潮下帯の岩上に叢生する。

オバクサ Pterocladiella tenuis

オバクサ Pterocladiella tenuis

【洲本市由良;2023年2月22日(写真:鈴木雅大)】

藻体は細い線状で,数回羽状に分枝する。枝の先端部が丸いものが多く,枝の付け根がくびれるものが多いが,本種の形態は変異が大きく,外形ではマクサとの区別が難しいことがある。


参考文献
川井浩史 著.2001. 神戸の海藻~神戸・淡路地域の海藻~.神戸市体育協会.
牛原康博 著.2008. 淡路島の海藻.自費出版.