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応用物理学会関西支部講演会で招待講演を行いました

2021年1月27日(水)に2020年度応用物理学会関西支部第1回+第2回講演会で「ウイルスと戦えるこれからの紫外光源 」の招待講演を行いました。講演ではUVLAを利用した新型コロナウイルス不活化紫外光源のPoCの実施例について紹介するとともに、今後の展開について話をしました。

 

応物関西支部関連ページへのリンク

 

2021年02月01日

会員社名変更のお知らせ

本会会員の「日本エコ照明株式会社」の社名が2021年1月14日より「日本シン・光源株式会社」と変更になりました。

2021年01月18日

ウイルスフリーエアの実証実験についてTV大阪で放映されました

12月18日(金)、イオンスタイル海老江にて、神戸大学産官学連携本部/工学研究科/医学研究科が考案した『水と光と酸素でウイルスを除去する空調』(以下、『ウイルスフリーエア』)の実証実験を共同で実施しました。『ウイルスフリーエア』は、クラスターで発生する新型コロナウイルスの大規模感染リスク低減と、空調消費エネルギーを25%以上抑える低炭素化を両立するシステムで、建物空間を閉鎖することなく、安心・安全で快適な風を提供する、“世界初”の空調システムです。イオンスタイル海老江では、3月28日(土)開店時より、エネルギーの効率的利用=CO2排出量(電気使用量)の大幅削減をめざし、スーパーマーケット分野で“世界初”の『人流等のデータとAIを活用した空調エネルギー削減システム』(以下、『スマート空調』)を導入、実証実験をしています。このたびの『ウイルスフリーエア』は、『スマート空調』のシステムを活用し、イートインコーナーと風除室にダクトを設置し、開放された空間の中で、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)を使った紫外線光源により、ウイルスを不活性化し、殺菌する空気を空間へ供給する実証実験をいたします。

 

テレビ大阪「やさしいニュース」 12月18日(金)

 

関連記事:

日本経済新聞 2020年12月18日(金)オンライン

朝日新聞 2020年12月19日(土)大阪 朝刊 2経済

 

奈良新聞 2020年12月19日(土)朝刊

神戸新聞 2020年12月19日(土)朝刊

2020年12月18日

大規模感染リスク低減と低炭素化を両立するウイルス等除去型高機能空調システムを開発しました

 コロナ渦が世界的な脅威となり、経済活動へも致命的なダメージを与えるなか、建築物における感染症拡大対策は、検温による発熱者の除外と換気による不確かな空気清浄に依る事例が多く、換気による空調負荷の増大が低炭素化に悪影響を及ぼすことが懸念される。市販の空気清浄機を設置している事例は多々あるが、従来の空気清浄機は機器近傍での効果は期待できるが、空間全域の感染リスクを低減しているとは言い難い。

 本システムは、空間内の空気循環による省エネシステムとして開発された自立型ダクトに、紫外線照射によるウイルス不活化や殺菌、湿度調整による感染リスク低減および気液分離による大きな菌類や不純物の除去機能を付加したユニットにより構成される。空間内の人数や空気状態等のセンシングによりオゾン濃度と湿度を調整することで、人体へ悪影響を及ぼすことなくウイルス等除去効果を高めると共に、換気量適正化や空間内に生じる空気の上下温度差利用等により空調消費エネルギーを低減させる本システムは、既存空調システムとの連携などによる更なる低炭素化を可能とする脱炭素社会志向の高機能空調システムである。本システムは学内の部門を横断する体制により開発を進めており、神戸大テクノロジーの集結によるコロナテック・イノベーションとなる。

 空間全体でのウイルス感染リスク低減と低炭素化との両立は革新的技術と言える。本システムにより密が発生しても感染リスクが低い建物空間が実現することからウイルスや菌類は脅威ではなくなり、世界をコロナ禍前の状態に戻すことが可能な開発と考えられ、国民生活を大きく改善できる可能性が期待される。

 本システムは、本学産官学連携本部SSC・医学研究科、UV光源応用実証研究会による共同開発成果です。

2020年11月30日

ウイルス除去空気清浄器を寄贈いただきました

マイクロニクス株式会社(本社:京都府久世郡久御山町、代表取締役:八木健介)様が本研究会で開発したUVC紫外光源を採用したウイルス除去空気清浄機を開発し、その試作機3台を神戸大学に寄贈いただきました。2020年11月25日に贈呈式を行いました。

 

2020年11月30日

本研究会で開発したUVC光源で新型コロナウイルス不活化に成功しました。

神戸大学大学院工学研究科・喜多隆教授グループは日本エコ照明株式会社(本社:滋賀県草津市、代表取締役:桂 慶全)とともにウイルスの不活化に最適なUVC光源を新たに開発し、神戸大学大学院医学研究科・森康子教授グループと共同で新しく開発したUVC光源による新型コロナウイルスに対する不活化試験を実施したところ、強力な不活化効果を確認しました。具体的な不活化データについてのご質問や新開発UVC光源を利用した応用のご相談はUV光源応用実証研究会(uvla@org.kobe-u.ac.jp)までお問い合わせください。

2020年10月26日

低コストで殺菌効果高い紫外光照射機器を開発しました。

神戸大学ほか日本エコ照明株式会社(本社:滋賀県草津市、代表取締役:桂 慶全)による共同研究体は神戸大学UV光源応用実証研究会におけるPoC活動を通じて、冷陰極蛍光管 (CCFL:Cold Cathode Fluorescent Lamp) 技術を利用した殺菌効果の高い紫外光源の開発に成功しました。CCFLはかつて液晶ディスプレイやサインボードのバックライトとして広く利用されてきた安価な面型光源で、今回このCCFL技術を利用して殺菌効果の高いUVC波長を放射する紫外光源の開発を進めてきました。開発した光源は面型光源であるため、withコロナ社会における様々な殺菌の用途への応用が可能です。このような普及のハードルの低い殺菌用紫外光源の市場投入は産学によるSDGsの行動を一層加速することが期待されます。 本研究の特徴としては、紫外光源、特に発光波長が200~280 nmのUVC紫外光は酸素分子や窒素分子に良く吸収されるため殺菌効果が高いことにあります。殺菌用紫外光源は水銀ランプが一般的で広く用いられていますが、2017年8月に発効した水銀条約によって、ある一定量以上水銀を含む光源は将来的には製造・輸出・輸入ができなくなりました。近年、一般照明用の光源として普及しているLED発光波長の紫外化の研究が活発であり一部市場に出始めています。このような状況の中、われわれが開発した紫外CCFLは水銀条約における使用水銀濃度をクリアし且つ、発熱も少なく低コストであり、機器の形状の自由度が高く、大面積の照射にも適しているため、様々な殺菌が必要とされるシーンに利用できます。

日本経済新聞 2020年7月23日朝刊

2020年07月30日

JPC関西特別講演会『窒化物半導体(GaN)の現状と今後の展開、事業・社会へのインパクト』

【開催趣旨】
JPC関西は、ノーベル物理学賞受賞の天野浩教授を招聘して定期的に特別講演会を
開催しています。今回はオンラインにて開催することにしました。
天野浩先生のノーベル賞受賞の決め手となった青色LED用GaN半導体は、
青色LEDだけではなく、紫外線LED、青色半導体レーザー、パワーデバイスなど
新たなデバイスが実用化され、多くの分野で応用が進んでいます。
加えて、新型コロナ感染問題に必須である殺菌処理にも大きな注目が集まっています。
今回は天野先生からの総括と照明応用、紫外線応用、レーザー応用を各分野での
エキスパートの方々から現状とその将来展望をお話いただきます。
皆様方の積極的なご参加を、宜しくお願い申し上げます。

【講演会概要】
■ 日時:2020年9月2日(水) 13:30?17:00
■ 方法:Zoom Webinarによるオンライン開催
■ 主催:特定非営利活動法人日本フォトニクス協議会JPC関西
■ 協賛:(一般社団法人)レーザー学会、可視光半導体レーザー応用コンソーシ
アム(VLDAC)
■ 後援:オプトロニクス社
■ 募集人数:100名(事前登録制で定員になり次第〆切とさせていただきます。)
■ 参加費(振込またはクレジットカード)
○ 一般:5,000円
○ JPC関西会員:無料 (法人会員としての参加は3名まで可能です。)
○ JPC関西ABPI研会員:無料 (法人会員としての参加は3名まで可能です。)
○ JPC会員:3,000円 (法人会員としての参加は3名まで可能です。JPC会員には
Web会員は含みません。)

【参加方法】
1) 下記申し込みサイトにて申し込み、事務局より申し込み確認メール送信。
    https://forms.gle/nFB5UfGU5bvfFzf6A
2) 事務局より資格確認後、メールにて支払い方法をご連絡
3) 振込またはクレジットカードにて支払い
4) 支払い確認後事務局からID、パスワードを連絡します。

<プログラム>
2020年9月2日(水)13時30分から
Zoom Webinarによるオンライン講演会
受付開始=13:15~ (Webinar開始)
【挨拶】主催者:中井 貞雄(JPC関西支部長、大阪大学名誉教授)
【招待講演】演題:LEDが拓く照明の可能性
講師:井上 容子(放送大学奈良学習センター所長・特任教授、工学博士、奈良女子大
学名誉教授、前奈良女子大学理事・副学長、前照明学会会長)
【講演1】演題:青色および緑色VCSELとその応用
講師:濱口 達史(濱口 達史(ソニー株式会社 R&Dセンター Tokyo Laboratory 06, VL
Gp、シニアVCSEL サイエンティスト)
【講演2】演題:深紫外線LEDを用いた汎用型水殺菌モジュールについて
講師:宮内 淳(日機装技研株式会社 UV-LED事業 営業部 グループリーダー)
【特別講演】演題:窒化物半導体が拓く未来
講師:天野 浩(JPC関西特別顧問、名古屋大学教授)
【パネルディスカッション】
演題:窒化物半導体(GaN)の今後の展開、事業・社会へのインパクト
パネリスト:天野 浩、井上 容子、濱口 達史、宮内 淳、山本 和久(JPC関西副支部長
、大阪大学レーザー科学研究所 教授)
コーディネーター:豊田 周平(JPC関西副支部長、豊田産業㈱代表取締役)

2020年07月14日

第3回会員限定研究会 紫外線殺菌の現状と課題 ~アフターコロナにおけるニューノーマルを支える技術~

日 時:2020年8月7日(金)14時~17時

場 所:WEBンライン形式で開催します。

参加費:1社15000円(1社5名まで登録できます。)

    振り込みについてはお申込み代表者様にご案内申し上げます。

申込方法: Googleフォーム でお申し込みください。

申込期限:2020年8月4日(火)24:00

 

内 容:

コロナ禍の影響で紫外線のウィルスに対する殺菌効果については日ごとに関心が高まってきています。特にコロナ禍後の私たちの生活は決して同じ状態に戻るのではなく、ニューノーマルと呼ばれる新しい生活様式にも大きな変化が現れます。そのような新しい日常の生活をコロナ禍から守り、安全で安心して生活できる環境を実現することが不可欠です。本研究会では目的に最適化した新しい紫外光源を開発するだけでなく、紫外光源を利用した新しい価値創造と社会実装を目指しています。紫外線による殺菌効果の歴史は古く、最近では水銀ランプにかわる安全な光源が次々に登場してきています。今回の研究会では紫外線による殺菌をテーマに取り上げ、最新のトピックスを通じてこれからの殺菌用紫外光源開発と製品開発について議論を交わしたいと考えています。


プログラム:

14:00~14:20

1. 紫外光源動向と最近の話題(神戸大学工学研究科・喜多隆)講演時間20分、質疑なし


14:20~15:20

2. 殺菌用深紫外LEDの進展と展望(理化学研究所・平山英樹)講演時間40分、質疑20分


15:20~16:20

3. 222 nm UVCの殺菌効果と紫外線高感受性マウスへの短期および長期照射の影響(神戸大学医学研究科・錦織千佳子)講演時間40分、質疑20分

 

16:20~17:00
4. 講演者・参加者による意見交換会


協 賛:神戸大学工学研究科先端スマート物質材料研究センター

2020年06月11日

222nm紫外線照射の安全性を世界で初めて実証

本研究会評議会委員の錦織 千佳子先生(本学医学研究科教授)のグループとウシオ電機株式会社(東京本社)の研究グループは、高い殺菌力を持つ222nmの紫外光によって皮膚がんが発症しないことなどを世界で初めて実証しました。これは、人の行動する環境で殺菌を実現するために非常に重要な成果です。

 

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/php.13269

https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/collaborations/2020_03_30_01.html

2020年04月24日

第2回研究会~UV光を用いた減農薬農業~

日時 : 3月16日(月)午後1時~午後3時すぎ 
     コロナウィルス感染拡大防止のため延期させていただきます。新しい日程は改めてお知らせします。
場所 : 兵庫県立農林水産技術総合センター 農業技術センター

内容 : 喜多先生から研究会紹介の後、
①紫外線の病害虫駆除、SIPプロジェクトやパナソニックとの共同研究成果(神頭 病害虫部長)
②「病害虫高度診断・防除研究拠点」見学

<現地集合とします>
HPからアクセスを調べたところ、
●車の場合は、中国道 加西ICからすぐ
●電車利用の場合
JR西日本:「加古川駅(11時42分発)」⇒「社町駅(12時19分着)」、「社町駅」からタクシー(要呼び出し)がタイミング的に最もよさそうです。
帰りは、「社町駅」3時55分発があります。いずれも1本/1時間です。
(*)JR「加古川駅」は新快速が停まります。大阪から50分、姫路から10分。
(**)社町駅周辺には食事ができるところは2件。ファミマ1件。

2020年03月16日

JPC関西特別講演会~『窒化物半導体(GaN)の現状と今後の展開、事業・社会へのインパクト』~

【講演会概要】

・日時:2020年3月11日(水) 13:00〜16:45、その後19時まで情報交換会・場所:大阪国際交流センター(大阪市天王寺区上本町)
    コロナウィルス感染防止のため中止となりました。
・主催:特定非営利活動法人日本フォトニクス協議会JPC関西【一般参加費】・講演会;5000円・情報交換会;3000円

【申込方法】

QRコードからお申し込み下さい。

【プログラム】

・講演1;可視光VCSELとその応用 講師:濱口 達史(ソニー株式会社 R&Dセンター 化合物半導体開発部 VL Gp、シニアVCSELサイエンティスト)

・講演2;深紫外線LEDを用いた汎用型水殺菌モジュールについて 講師:宮内 淳(日機装技研株式会社 UV-LED事業 営業部 グループリーダー)

・招待講演;LEDが拓く照明の可能性 講師:井上 容子(奈良女子大学 研究院生活環境科学系住環境学領域 教授、元奈良女子大学副学長、前照明学会会長)・特別講演;窒化物半導体が拓く未来 講師:天野 浩(JPC関西特別顧問、名古屋大学教授)

・パネルディスカッション;窒化物半導体(GaN)の今後の展開、事業・社会へのインパクト

2020年03月11日

ひょうご・神戸 産学連携 環境・エネルギーセミナー&相談会 【関連行事】

◆日時:2020年2月13日(木) 15:00 ~ 18:30 

◆場所:神戸市ものづくり工場D棟5階セミナー室(神戸市兵庫区和田山通1-2-25) 

*参加費:無料 *定員:80名(先着順) 

*締切:2/7(金)


神戸市ものづくり工場には、多様な中小企業(約110社)や大学サテライト研究室が入居し、企業間連携・産学連携によるものづくり・研究開発にも取組んでいます。 このたび、県下の中小企業や産業界の中核的技術支援機関である県立工業技術センターと連携し、環境・エネルギー分野の産学連携事例、県立工業技術センターの活用方法などを紹介するセミナー&相談会を開催し、新たな産学官連携の場とします。環境・エネルギー分野での省エネ・環境改善向けた共同研究はSDGs(持続可能な開発目標)にも資することから、冒頭に、国のSDGsの支援策を紹介します。


第一部 

主催者挨拶 神戸市経済観光局

「環境エネルギー分野でのSDGsに資する産学連携の取組に対する期待」 経済産業省近畿経済産業局 地域経済部次長 内海 美保 氏

「住宅・温室等における潜熱蓄熱利用技術の可能性」 神戸大学×㈱ヤノ技研 神戸大学大学院工学研究科 准教授 竹林 英樹 氏(株)ヤノ技研 代表取締役社長 矢野 直達 氏

「東南アジアにおける水環境改善」 早稲田大学×㈱OKAMURA 早稲田大学オープンイノベーション戦略推進機構 ファクトリー・クリエイティブ・マネージャー 八橋 元 氏(株)、OKAMURA 営業二課 マネージャー 福原 正貴 氏

「環境にやさしいUV光源を用いたビジネス革新を考えるUV光源応用実証研究会の活動紹介」 神戸大学 産学連携コーディネーター 濱田糾 氏

第二部

兵庫県立工業技術センターの紹介 兵庫県立工業技術センター 技術企画部長 石原 嗣生

共同研究事例の紹介 兵庫県立工業技術センター材料・分析技術部 化学材料グループ 担当次長 長谷 朝博、兵庫県立工業技術センター生産技術部 機械システムグループ 主席研究員 野崎 峰男

NIROものづくり試作開発支援センターの紹介 NIROものづくり試作開発支援センター研究コーディネーター 千田 豊

第三部

ポスターセッション

県立工業技術センター等の共同研究事例の紹介相談窓口の紹介・実施 兵庫県立工業技術センター

2020年02月13日

第1回研究会~樹脂硬化の現状と展望~

日 時:2020年1月29日(水)14時~19時
場 所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ (大阪市北区鶴野町1-9 梅田ゲートタワー8階)
参加費:無料


<勉強会>
1.神戸大学におけるUV研究開発状況
2.「紫外硬化樹脂の市場情報」KJケミカルズ・丸山氏
3.研究会活動計画

 

<懇親会>

ニユートーキヨー 第一生命ビル店

 

2020年01月29日