お知らせ


2025年6月11日

JSPS拠点形成事業の一環としてATCM南極ガバナンスセミナーをイタリア・ミラノで開催します!

神戸PCRCは2023年ヘルシンキで開催されたATCMから関係機関と共催して、南極条約協議国会議(ATCM)開催中に同会議開催都市にて、南極ガバナンス・セミナーを企画し、柴田センター長が座長ないしパネリストを務めてきました。2024年インドATCMからは韓国極地研究所(KOPRI)と共催しており、今回イタリア・ミラノで開催されるATCM(6月23日〜7月3日)においても、6月22日午後にミラノ市内で「Antarctic Governance upheld by the Treaty System」と題して、公開セミナーを開催することになりました。第1パネルのテーマは南極ガバナンスの対内的側面に光を当てて、コンセンサス決定や透明性確保措置などについて、第2パネルのテーマは南極ガバナンスの対外的側面に光を当てて、BBNJ協定や気候変動に関する科学的知見などについて議論を行います。詳細は、開催案内ビラをご覧下さい。


2025年5月13日

シュファール・アクレイリ大学ナンセン教授によるセミナーを開催しました

アイスランド・アクレイリ大学ナンセン教授のRomain Chuffartさんが、北極域の氷融解を止めるないし遅延させる地球工学的技術(geoengineering)について、国際法の観点から批判的に分析するセミナーを、第29回PCRC/GSICS国際法セミナーとして開催しました。Chuffart教授は、2018年から5ヶ月間、当時まだ修士課程を終えたばかりの時にPCRCフェローとしてここ神戸で研究を行い、その後、英国ダラム大学で博士号を取得し、昨年3年の任期でナンセン教授に任命されました。北極国際法研究の将来を担う若手研究者のお一人です。


2025年5月12日

柴田センター長がJSPS研究拠点形成事業の最初の協議をタスマニア大学で行いました

2025年4月1日開始のJSPS研究拠点形成事業「地球益実現に向けた南極ガバナンス研究(2025~2030)」の一環として、4月29日から5月8日まで海外拠点の1つであるオーストラリア・タスマニア州ホバート市にあるタスマニア大学海洋南極研究所(UTAS/IMAS)を訪問し、同拠点コーディネーターのAnthony Press客員教授の他、多くの参加研究者と今後の事業展開に関する意見交換、研究発表、講演等を行ってきました。この訪問には、PCRC側参加研究者である大阪大学・來田真依子准教授、神戸大学修士課程院生・岩間文香さんも参加し、若手研究者イニシアティブの企画実施も行いました(詳細報告は6月中旬以降に拠点形成事業専用HPにて行います)。


2025年4月1日

PCRCホームページのリニューアルが進んでいます

2025年3月31日をもって、2015年から約10年間続けてきた北極域研究推進及び加速プロジェクト(ArCSとArCS II)の実施機関としてのPCRCの役割が終了します。替わって、2025年4月1日からは、新たに採択された南極ガバナンスに関するJSPS先端研究拠点形成事業 を中心にPCRCの研究活動を展開していきます。なおPCRCでは、2028年度末まで続く科研費「極域国際法基盤構築」海外連携研究の一環として、北極域にまつわる国際法研究も継続していきます。これを機にPCRCのホームページをリニューアルすることにしました。それまで更新が滞りますが、新たなPCRCの姿をご期待下さい。


2025年4月1日

PCRCが暫定事務局を担うPolar Law Symposiumの公式HPがアップされました!

柴田センター長は、アイスランド・ステファンソン研究所のGudmundur Alfredsson教授、フィンランド・ラップランド大学のTimo Koivurova教授、豪州・タスマニア大学のIndi Hodgson-Johnston上級講師と共に、極域法シンポジウム(PLS)と極域法年鑑(YPL)の運営をその中核で支えています。この度、PCRCがPLSとYPLの暫定事務局を担うこととなり公式HPを立ち上げました(科研費「極域国際法基盤構築」海外連携研究の一環)。これまで散在していた情報を集約し、PLSの開催やYPLのゲスト編者や投稿を検討されている極域法コミュニティー・メンバーに最新の情報を提供できるプラットフォームができました。極域法コミュニティーのメーリングリストには、2025年4月段階で450人を超える登録者があり、毎年増え続けています。今後の極域法の展開にご期待下さい。


Last updated June 11, 2025

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