極域協力研究センター(PCRC)について

2015年7月、神戸大学大学院国際協力研究科(GSICS)は、文部科学省の5か年(2015年~2020年)の補助事業である北極域研究推進プロジェクト(ArCSプロジェクト) の参画機関に選ばれました。本プロジェクトの下、国際協力研究科は、とりわけ北極の法的枠組みや組織的側面に焦点を当てて、極域の法政策的課題に関する研究に取り組むことになりました。極域協力研究センター(PCRC)は、国際協力研究科での極域研究を実施・促進することを目的として、2015年10月1日に設置されました。センター長は、柴田明穂国際協力研究科教授が務めています。センターの構成員に関しては、About the Centre をご覧ください。

  

研究目的

PCRCの研究目的は;
(1) 極域に関する法政策的研究に関心がある国内外の研究者のネットワークを構築し、特に北極の国際法的・国際組織的展開につき情報交換を行うこと。この目的のために、PCRCの下に「北極域国際制度研究フォーラム」を立ち上げ、専用のメーリングリストを稼働しています。PCRCの研究活動に関心がある方はどなたでも参加できます。Related Research Activities をご覧下さい。

(2) 国際共同研究を通じて、日本の北極域国際制度の研究と教育を発展させること。北極に関する最先端の法政策的研究をしている諸外国の研究機関と連携関係を結び、共同研究を開拓します。PCRCの研究活動については英語ページHomeResearch Activities をご覧下さい。また、日本学術振興会(JSPS)の外国人研究者招聘プログラムを利用した極域研究者ないしポスドク若手研究者の招聘、さらには文科省奨学金を利用した博士後期学生の受け入れなどを通して、PCRCを日本の北極国際法研究の拠点にしていきます。

(3) ゲスト・スピーカーを招待しての国際シンポジウム、国際ワークショップの開催を通じて、極域に関する法政策的展開につき日本の学界、国民一般に広く情報提供し、またPCRCの研究成果を北極に関わるステークホールダーに伝達すること。2015年12月の国際シンポジウム「北極国際法秩序の展望:科学・環境・海洋」は、PCRCにおける北極研究の前半2年間のテーマと手法を提示するものです。このシンポジウムの学術的成果は、PCRC Working Paper Seriesにおいて英語で、また国際協力研究科の紀要の『国際協力論集』第24巻第1号(2016年7月発刊)において日本語で、国際社会に向けて公開しています。

イベント情報

第4回神戸大学極域協力研究センター(PCRC)国際シンポジウム
北極資源開発の持続可能性と国際法
International Law for Sustainability in Arctic Resource Development

日 時:2018年12月17日(月)〜18日(火)
場 所:神戸大学六甲台第1キャンパス 社会科学系フロンティア館
言 語:英語(同時通訳はありません)
参加登録:事前参加登録をお願いします(12月3日まで)。
< http://www.research.kobe-u.ac.jp/gsics-pcrc/sympo/2018-4th-sympo/program.html >
定 員:90名 (※定員になり次第、締め切らせていただきます。)
趣 旨:
  海氷減退に象徴される北極域での環境変化は、他方で北極海航路の利活用、資源開発をはじめとする経済的・商業的機会の増大をも意味します。北極域では、すでに石油・天然ガス・その他鉱物資源の開発が進んでおり、北極鉱物資源開発の課題はどのようにその持続可能性を確保するかに移っています。本シンポジウムは、気候変動の影響に晒され環境的に極めて脆弱で、且つ、先住民を含む約400万人の住民の社会経済基盤と密着した特別な地域としての北極域における鉱物資源開発につき、国連持続可能な開発目標(SDGs)の基本理念である持続可能性(sustainability)と経済・環境・社会面の統合(integration)をキーワードにしながら、具体的な事例として、グリーンランドとロシア連邦ヤマル地方の資源開発を題材として、ルールに基づく北極鉱物資源開発のガバナンスのあり方について議論をします。

最終更新日:2018年11月5日

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