お知らせ


2025年4月1日

PCRCホームページのリニューアルが進んでいます

2025年3月31日をもって、2015年から約10年間続けてきた北極域研究推進及び加速プロジェクト(ArCSとArCS II)の実施機関としてのPCRCの役割が終了します。替わって、2025年4月1日からは、新たに採択された南極ガバナンスに関するJSPS先端研究拠点形成事業 を中心にPCRCの研究活動を展開していきます。なおPCRCでは、2028年度末まで続く科研費「極域国際法基盤構築」海外連携研究の一環として、北極域にまつわる国際法研究も継続していきます。これを機にPCRCのホームページをリニューアルすることにしました。それまで更新が滞りますが、新たなPCRCの姿をご期待下さい。


2025年4月1日

PCRCが暫定事務局を担うPolar Law Symposiumの公式HPがアップされました!

柴田センター長は、アイスランド・ステファンソン研究所のGudmundur Alfredsson教授、フィンランド・ラップランド大学のTimo Koivurova教授、豪州・タスマニア大学のIndi Hodgson-Johnston上級講師と共に、極域法シンポジウム(PLS)と極域法年鑑(YPL)の運営をその中核で支えています。この度、PCRCがPLSとYPLの暫定事務局を担うこととなり公式HPを立ち上げました(科研費「極域国際法基盤構築」海外連携研究の一環)。これまで散在していた情報を集約し、PLSの開催やYPLのゲスト編者や投稿を検討されている極域法コミュニティー・メンバーに最新の情報を提供できるプラットフォームができました。極域法コミュニティーのメーリングリストには、2025年4月段階で450人を超える登録者があり、毎年増え続けています。今後の極域法の展開にご期待下さい。


2025年3月31日

柴田センター長が韓国極地研究所(KOPRI)の諮問委員会委員に就任しました

柴田センター長は、韓国極地研究所(KORPI)の政策諮問委員会 (KOPRI Policy Advisory Group)のメンバーに、2025年1月から2026年12月の任期で就任しました。Hyoung Chul SHIN・KOPRI所長からの任命書によると、同委員会メンバーは、(1) 極域をめぐる諸課題のホライゾン・スキャニングへの助言、(2) KOPRIが主催する各種イベントへの関与が期待されています。KOPRI及びSHIN所長とは、2023年より南極ガバナンス・ワークショップを毎年共催しており、第3回ワークショップは、2025年9月に韓国仁川での開催が決まっています。PCRCとKOPRIの今後の益々の学術協力の発展が期待されます。


2025年3月21日

JSPS先端研究拠点形成事業に、PCRCが中核となる南極ガバナンス国際研究拠点が採択されました!

2025年度JSPS先端研究拠点形成事業に、PCRCが中核となる『地球益実現に向けた社理連携による南極ガバナンス国際研究拠点の構築』が採択されました。海外交流拠点機関となるタスマニア大学(豪州)と韓国極地研究所 (韓国)、そして国内協力機関である国立極地研究所、 北海道大学、 上智大学を連携させ、2025年度から5年間、年間約1400万円の研究交流経費を活用して、南極ガバナンスをめぐる諸課題について国際共同研究を行います。2026 年5月広島市、2027 年韓国で開催される南極条約協議国会議(ATCM)にむけて、研究成果を踏まえた政策的提言も行います。JSPSから2025年度の採択結果と本事業の概要が公開されています(3月28日追記)。


2025年3月18日

稲垣治研究員がASSW2025に参加し、研究報告をします!

稲垣治研究員が米国コロラド州のコロラド大学ボルダー校で開催される北極科学サミットウィーク2025(ASSW 2025)に参加します。稲垣研究員は、「北極研究協力と外交のツール:第5回国際極年への展望」というセッションにおいて「北極研究協力のツールとしての中央北極海漁業協定」と題する研究報告をし、中央北極海漁業協定が単なる漁業協定を越えて北極科学協力を促進するための重要な協定として機能していることを指摘します。この研究報告は、5年間のArCS II国際法制度課題を締めくくる研究成果になります。また稲垣研究員は、第4回北極研究計画国際会議(ICARP IV)の研究プライオリティーチーム4(北極研究協力と外交)のメンバーでもあるため、その関連会合にも参加します。


Last updated April 1, 2025

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