研究部門

微生物発酵に使用する糖源の濃縮

  • 荻野 千秋
  • 中川 敬三

バイオマスを微生物発酵の原料として使用するには、[1]物理的前処理、そして[2]酵素による糖化処理が必要となります。微生物による発酵においては、一般的に高濃度の糖が必要とされていますが、バイオマス由来の酵素糖化液は、低濃度の糖濃度であり、かつバイオマス由来の多様な副生産物(酢酸、ギ酸、そしてフルフラールなど)が微生物発酵の阻害物として作用する事が明らかとされています。本研究では、バイオマス由来の酵素加水分解物を用いて、糖濃縮、および副生産物の除去を同時に行う技術の開発と評価を行っています。

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