研究部門

CO₂リフォーミングプロセスの開発

CO₂リフォーミングの炭素蓄積挙動を考慮した触媒およびプロセス開発

  • 市橋祐一
  • 谷屋啓太

火力発電所や製鉄所などから発生する高濃度CO₂を分離回収しこれを資源として有効利用するCO₂リフォーミングを主体とした反応プロセスの開発を行っています.CO₂リフォーミングはCO₂と天然ガスを反応させて化学原料となる合成ガス(CO+H2)を得る反応として再び注目を集めています.しかし反応が大きな吸熱反応であることから高温が必要であること高温で炭化水素の分解過程の平衡が分解側の炭素に偏っているため金属触媒への炭素析出が著しいことが問題となっています.反応中の触媒表面で起こる動的な素過程を速度論的に解析し活性劣化を抑制した触媒開発を行うと共に過渡的な反応条件および操作に関する研究を行うことで高効率な触媒反応プロセスを提案することを目指しています.

図1 TIPS法による非対称膜形成の数値シミュレーション結果

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