センターの設立趣旨

センター長 兼
工学研究科 教授
松山 秀人

先端膜工学研究センターは、神戸大学の理念「学理と実際の調和」にそって、世界の最高水準の膜研究拠点として、基礎から応用まで幅広く膜の最先端研究を進めています。

2007年4月、神戸大学大学院工学研究科に膜工学に特化した研究と教育を行う「先端膜工学センター」(以下、「膜センター」と略記)が設置されました。大学における膜工学に関する本格的なセンターとしては日本初そして唯一の存在です。また、膜センターと連携して膜工学に関する先端研究と人材育成の両面で産学連携を推進することを目的として、「先端膜工学研究推進機構」(以下、「膜機構」と略記)が2007年7月に設立されました。膜機構は主に企業会員(現在約70社)を中心に構成されており、2013年4月からは一般社団法人として活動を行っています。神戸大学ではこのように、大学組織である膜センターと、企業と大学の橋渡しを担う学外組織である膜機構とが機能的に連携することで、膜工学分野で世界最先端の研究を実施するとともに、企業ニーズを取り込んだ産学連携に注力しています。

また膜センターは、これまでアジア、オーストラリアおよびヨーロッパにある計16の膜研究センター・機関と研究協力協定を締結しています。このように海外の膜センターや膜工学を専門とする研究グループとの交換留学により若手人材の育成を行うとともに、研究成果の国際発信、海外の最先端膜研究の情報収集を積極的に展開しています。

この度、上述の先端膜工学センターを母体としながら、工・科学技術イノベーション・理・農・海事科学の各学域/研究科と連携し、分野融合型の研究を推進するとともに、膜工学について世界トップクラスの拠点として全学的な研究を推進するために「先端膜工学研究センター」を全学組織として設置することとしました。

センターの役割