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ジョージ・ビードル “非凡な農民”


George Beadle, An Uncommon Farmer
The Emergence of Genetics in the 20th Century

Paul Berg and Maxime Singer

翻訳:中村 千春

原著出版社および出版年
コールド・スプリング・ハーバー研究所,
コールド・スプリング・ハーバー、ニューヨーク、2003年

版権

 本日本語翻訳版は原著出版社からの転載許可を得て、神戸大学農学部ホームページ(インターゲノミクス研究会)龍谷大学農学部ホームページをサーバーとして掲載します。ビードルの写真についてはすべてカルテック(カリフォルニア工科大学)・の転載許可を得ています。本翻訳書および写真集の全体あるいは部分の転載は禁止致します。

解 説


 George Beadleは、1930年代から1960年にかけて古典遺伝学から分子遺伝学への道を切り開いた非凡な科学者でした。その業績に対して数々の栄誉を受けることとなりましたが、中でも、Edward Tatumとともに遺伝子の役割がタンパク質を指定するものであるとした発見は遺伝学発展の一つの転換点となった歴史的業績で、これによりノーベル生理学・医学賞を受賞しています。Beadleは1946年から1960年まで、カリフォルニア工科大学生物学部門を率いて、同部門を分子生物学の一大勢力へと建て直し、その後シカゴ大学の学長として成功を収めました。本書は、遺伝学の巨人の一人Beadleの最初の伝記で、この分野の最も優れた二人の寄稿家、Paul BergとMaxine Singerが執筆しました。

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